kadose

詩のような歌のような小文を書きます。

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記事一覧

ラーメンだけが僕に優しい。月も沈んだこんな時間は。

kadose
7年前

来年は君、海外勤務な。
どこの国か?

アスラン王国っていったかな…。

kadose
7年前

麺は太麺で、
性欲は強めで、お願いします。

ライスはいらないです。

kadose
7年前

風邪にお気をつけを。

100%のジュースがしみじみ美味しかったら、 あなたは風邪を引いている。 辛いカレーが食べたくなったら、 あなたは風邪をひいてる。

kadose
8年前

惚れてまうやろ…。

だれでも惚れさせるあなたは、とてもすごい 武器を持ってる。 でも、この世に、「惚れる」ことほど効果の ある心のトリートメントはないと思うんだ。 これだけのことを君…

kadose
8年前

食欲、性欲、睡眠欲。
わたしはどのフォルダーに整理されるのかしら?

夢、未来、希望。
あなたのドライブの空き容量は残りどれくらい?

kadose
8年前
1

頭でっかち。

kadose
8年前

来世では海賊王にはならないが
きみに貼り付く ワンピースになる

kadose
8年前
2

向風

むかいかぜ ふさげ わたしのヘッドフォン いつも曲で世界を打ち消せ

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8年前
2

GW(ゲットワイルド)

まつわまつわ、あたしいつまでもまつわ。 たとえ大型連休だって。 あなたが家族サービスしている姿なんて 想像したくもないから。

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8年前

あさり

ストローを二本くわえているキミが 「アサリの真似」と言って微笑む

kadose
8年前
1

また来年

花びらは舞うから美しいのではなく 散るから光ると死人に教わる

kadose
8年前
1

桜と恋は咲くまでが華

昼間の柔らかい陽光に口説かれて、 夢見がちに胸元をピンクにほどきかけた桜は、 夜の冷たい風に心覚めて、 その襟元を固く直している。 グラスに氷を放り込んで、焼酎を…

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8年前
3

雨のダンス

ジャイブ、ジャイブ、雨音のジャイブ。 どこに出しても恥ずかしくない日曜日の青空よりも、 雨降りの月曜日のほうが心がおどる。 雨雲色のスカートふりふりで出勤。 ス…

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8年前
4

あなたとわたしの街

今日もあなたが住んでいた街にいます。 仕事でだけど。 どこをあるいても、きらきらと懐かしい街です。 どこをあるいても、あなた達に会える。 富士そばに入ってみたいけ…

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8年前
2

歩道にある左目

朝、自転車で転びました。 歩道に上がろうと自転車をちょっとスライドさせたら、 重力と摩擦の甘い関係が壊れて、二輪は空中を進み、 地面に転がってしまったのです。 …

kadose
8年前
3

ラーメンだけが僕に優しい。月も沈んだこんな時間は。

来年は君、海外勤務な。
どこの国か?

アスラン王国っていったかな…。

麺は太麺で、
性欲は強めで、お願いします。

ライスはいらないです。

風邪にお気をつけを。

風邪にお気をつけを。

100%のジュースがしみじみ美味しかったら、
あなたは風邪を引いている。

辛いカレーが食べたくなったら、
あなたは風邪をひいてる。

惚れてまうやろ…。

惚れてまうやろ…。

だれでも惚れさせるあなたは、とてもすごい
武器を持ってる。
でも、この世に、「惚れる」ことほど効果の
ある心のトリートメントはないと思うんだ。

これだけのことを君に言う勇気がない。
君の笑顔に言うことができない。
メールだとしても言えない。

惚れてほしいなんて言えない。

食欲、性欲、睡眠欲。
わたしはどのフォルダーに整理されるのかしら?

夢、未来、希望。
あなたのドライブの空き容量は残りどれくらい?

来世では海賊王にはならないが
きみに貼り付く ワンピースになる

向風

向風

むかいかぜ ふさげ わたしのヘッドフォン
いつも曲で世界を打ち消せ

GW(ゲットワイルド)

GW(ゲットワイルド)

まつわまつわ、あたしいつまでもまつわ。

たとえ大型連休だって。

あなたが家族サービスしている姿なんて

想像したくもないから。

あさり

あさり

ストローを二本くわえているキミが
「アサリの真似」と言って微笑む

また来年

また来年

花びらは舞うから美しいのではなく
散るから光ると死人に教わる

桜と恋は咲くまでが華

桜と恋は咲くまでが華

昼間の柔らかい陽光に口説かれて、
夢見がちに胸元をピンクにほどきかけた桜は、
夜の冷たい風に心覚めて、
その襟元を固く直している。

グラスに氷を放り込んで、焼酎をそそぐ。
ちょっとだけ水で割る。
肴はおみやげに貰った佃煮。
グラスにキス。佃煮ともキス。

何度目かのグラスへのキスで
小さくなった氷が舌に絡んだ。
佃煮の味が冷たく薄まって、
口になかを満していく。
夏のそうめんの香りがした。

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雨のダンス

雨のダンス

ジャイブ、ジャイブ、雨音のジャイブ。

どこに出しても恥ずかしくない日曜日の青空よりも、

雨降りの月曜日のほうが心がおどる。

雨雲色のスカートふりふりで出勤。

スィング、スィング。

水溜色のスニカーでいつもより大き目の歩幅。

ステップ、ステップ。

書類スキャン、コピー、プリント、コピー。
ボタン押す指は フリージャスのソロピアノ。

お昼もゴキゲン。ランチ奮発「カツ丼セット」。つめた

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あなたとわたしの街

あなたとわたしの街

今日もあなたが住んでいた街にいます。
仕事でだけど。
どこをあるいても、きらきらと懐かしい街です。
どこをあるいても、あなた達に会える。

富士そばに入ってみたいけど
勇気がでないあなた。

時間はあったけどお金がなくて、
どこにもいけない、あなた。

本を読んでもすぐ眠くなってしまい、
気がついたら夕方になってしまい損した
気分の、あなた。

五月の新緑の時期はオープンカー気分で
自転車をこいで

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歩道にある左目

歩道にある左目

朝、自転車で転びました。

歩道に上がろうと自転車をちょっとスライドさせたら、

重力と摩擦の甘い関係が壊れて、二輪は空中を進み、

地面に転がってしまったのです。

さっと、手と膝をついたけど、異国の宗教者のように地面に深々と

額をつけた格好になってしまいました。

左目が、産卵する海亀の卵みたいに、地面に零れ出てしまったんじゃないかな?

と一瞬思ってしまうくらい痛い。

だけど、老人みたい

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