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年末年始でも必要な場

 年末年始ぐらい、家でのんびり過ごしたいという欲望が満ちあふれている人の世。でも、「家にいたくない」という人も少なくないようで……。

 札幌市を中心に学習支援を行っているKacotam(カコタム)が運営している「中高生のオープンスペースゆるきち」は、年末年始の特別開館で賑わっています。

中高生のオープンスペースゆるきち 年末年始の特別開館日程

 2020/2021年の年末年始にも特別開館を実施していましたが、こちらは利用予約がびっちり埋まってしまって、利用調整が発生するほどでした。そこで、2021/2022年の年末年始特別開館は、日程を増やしての実施としたのですが、昨年は、余り聞こえてこなかった印象のある声が、予約の時点から今年は多く聞こえてきています。

「なんで、18時までなんだよー!」

 普段のゆるきちは、20時30分までの開館なのですが、12/30〜1/2の開館時間は18時までと設定しています。「年末年始でご家庭での予定のこともあるだろうから……」という(ご家庭側への)配慮というところでの時間設定なのですが、そもそも、「学校」「家庭」とは違った場所を必要としている子らにとっては、「余計なお世話」というやつだったようです……(_ _ )/フカク ハンセイ

結びに代えて

 年末年始というお休み時期に、活動を続けるのはそう簡単ではありません。ボランティアが中心の活動ということもあり、人員の確保は2020/2021も2021/2022も実施判断がギリギリまで微妙な参加日程交渉や、一部がっつり入ってくれる人に頼らざるを得ないところがあります。
 空間としてというよりも、「場」としての要素が強いゆるきちにとって、年末年始だけ突如新しい助っ人でなんとかするという訳にはいかないので、平常時からコンスタントに活動してくれている人が必要です。

activo: 子どもの居場所づくり | 認定NPO法人Kacotam
https://activo.jp/s/a/77280

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