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【I-004】近い将来の日本の姿!?(1)

河合雅司著「未来の年表」(講談社現代新書)によれば、
「2020年 女性の半数が50歳超え」
「2024年 全国民の3人に1人が65歳以上」
とのこと。今更ながら、周りにはやけに老人が多いことに気が付きます。
そして、どこもかしこも「人出不足」で、コンビニのレジも、ファストフード
のカウンターも、外国人が当たり前になってきました。ファストフードでは
シニアの方も多く、その昔は‘高校生のアルバイト’のイメージがありま
したが、今や時代は変わってしまいました…。
若くて元気な高校生が「いらっしゃいませ!」という風景が、志村けんの
‘おばあちゃんコント’のようになってしまったのです。
これはもう全く笑えない現実です。

少子高齢化とそれを要因とする人手不足。それを補うための外国人。
この状況は今後ますます加速していくと思われます。

今日、駅前に昼食に出た時に「高齢化・人手不足・外国人」の組み
合わせで起こった、とある騒動に遭遇しました。
舞台は、最近テレビでも紹介された中華料理店。
この店は、開店から2~3年くらいですが、美味しいのでいつも昼時は
大盛況。今日は12時前に入ったので、何とか座れて一安心しました。
ランチメニューから「五目かた焼きそば」を注文したところで、入り口の
ドアが開きました。
目に入ったのは、恰幅の良い白髪の男性。まぁ、おじいちゃんです。
店の奥の方を見ながら「責任者を呼べ!」と大きな声を発したのです。
店中の客の視線が男性へ集中。奥から責任者らしき店員が小走りで
駆け寄ると、客の視線を気にした男性は「表へ出ろ!」と言って、店員を
外へ連れ出しました。自動ドアが開き、二人が外へ出て、すぐにドアは
閉まりました。気になり、そのまま外の方を見ていると、男性が店員に
大声で怒鳴り散らしている様子が分かりました。その中で、
「ここは日本だ!日本語が分かるやつに接客させろ!」というフレーズ
がはっきり聞き取れました。

そういえば、この店の接客担当のほとんどは日本人ではありません。
私は何度も利用していますが、今まで特に困ったことはありません。
しかし、この男性は何らか意思疎通が上手くいかずにかなりイライラ
したのでしょう。会計を済ませて、一度店を出たにも関わらず、どうにも
収まらずに引き返してきたようです。
店側にも何らかの落ち度はあったのでしょうが、ここまでの態度は
大人としてどうなのでしょうか。隣のテーブルのご婦人は「警察呼ぼう
かしら」と携帯を取り出し、今にも電話せんとしていました。
年寄りになるとキレやすくなる、とテレビ番組で観たことがありますが、
そんなことを思い出しました。
時間にしたら2~3分だったと思います。怒鳴るだけ怒鳴って、その
男性はいなくなりました。怒鳴られた店員は、バツが悪そうに店内に
戻り、「申し訳ございません。」と言いながら、奥に戻っていきました。
途中で別の客から「大丈夫?気にしないで」と声がかりました。
これを聞いて少しホッとしました。私も同感でした。

高齢化と人手不足と外国人。

今までと同じことは出来ない世の中になっていきます。
もっと気持ちに余裕を持って、現実を受け入れて、お互いに変わって
いかないと、これからますます大変になりますね。



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