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3割30本30盗塁と理想の母親

日本だけなのかは知らんけど

全部できる奴が凄い!とか

全部出来て当たり前!とか

全部やるのが普通!みたいな

価値観がどうもあるように感じる。

例えば

自分では苦手で嫌いな仕事も

『無理をして』やってしまう。

というか『やらないといけない』と思い込んでいる。

自分が苦手な仕事や出来ないことはサッサと出来る人に任せればいいし、お願いします!と頼めば良い。

でもそれをしない。

苦手で嫌いで無理をしてやってるんだからそこから上がってくる成果物なんてたかが知れてるし、その人の生産性なんて全然高くない。

でも自分の得意な事や好きな事だったら

それこそ時間を忘れて取り組めるわけで。
そこから上がってくる成果物のクオリティは火を見るよりも明らかでしょ。

だから得意な事だけやっちゃえば良い。

必要なのはやりたくない事をやりたくないと言える「勇気」。

日本の『理想の母親像』もそうかも。

仕事がバリバリ出来て
家事育児も颯爽とこなし
オシャレにも気を使っていつまでも綺麗

みたいな完璧さを求める傾向にあるんじゃないかって思ってる。

そりゃTVに『仕事も家庭も!スーパーママ!特集』とか

雑誌で『仕事も家庭もどっちも完璧にこなすママがカッコいい!』みたいな感じで出てきてるからそうなる。

そうじゃなくて

仕事が得意な人は仕事に注力して家のことはヘルパーさんに頼むとか
子育ては大好きだけど料理が苦手なら料理を作る人を呼べば良いし、もしくは旦那が料理得意ならやればいんじゃん?と思う。

こんな事言うと
「ハイ、無理〜!」って声が聞こえてきそうだけど
まずは『どうしたらそれが実現出来るか?』を考えて実践してみるところからだと思います。

だからもっともっと仕事も家庭もあらゆるところで
『分業』すれば良い。
野球で考えても
3割、30本、30盗塁ってトリプルスリーって言って『その年のMVPでしょ!凄すぎ!!』って感じなんですよね。

だから、全部が全部凄い必要ってなくてどれか一つでも突出してたらプロでやっていけると思うんでよ。

要はホームランバッターに盗塁の練習させないでしょ。

これって我々も同じだと思っていて。

自分の出来ない事を理解して

得意な事やできる事に集中する環境を作ったほうが良いと思うんですよね。

全部が満遍なくそこそこできる奴より
これだけは誰にも負けない!みたいな方が絶対良い。

一つ突き抜けてれば良い。

昔、広告営業の時に言っていたのは

『何でもそこそこ美味しい駅前のイタリアンよりも、ペペロンチーノだけは抜群に美味い駅から徒歩20分のイタリアンに人は並ぶんですよ』

という言葉がまさにそう。

みんなが自分の得意な事だけをやる世の中になったら

みんなメチャクチャ楽しいんじゃないか。


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