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名前の由来

初対面では必ず「出身地」を聞かれる

noteは、ずいぶん前(2014年)に登録していたのですが、この6年間、書いてこなかったので、まずは、お題にあるものから書いています。

今日は、お題にある、「#名前の由来」について。

みなさんは、「名前の由来」というと、姓・名の「名」のほうで書かれるかと思うのですが、私の場合には、「姓」の由来のほうを書こうと思います。

苗字を一見したところ、見た目にはさほど珍しいと感じませんが、「壁山」という名前は実は珍しく、名刺交換などでお会いする方は必ず「初めて、御見かけした苗字ですね、どちらの出身ですか?」とおっしゃいます。

普通に由来を調べようとしても、実はなかなか出てこない苗字なんです。


Google検索の結果

Google検索上で調べた『日本姓氏語源辞典』から引用すると、下記のように書かれています。

【以下、画像引用】

画像1

【引用元: 日本姓氏語源辞典】
https://name-power.net/

石川県羽咋市・愛知県、富山県。地形。壁と山から。石川県羽咋市酒井町に分布あり。

1 石川県 羽咋市(約10人)
2 富山県 射水市(ごく少数)
2 長野県 安曇野市(ごく少数)
2 愛知県 名古屋市南区(ごく少数)
2 大阪府 大阪市東淀川区(ごく少数)

【引用元: 日本姓氏語源辞典】
https://name-power.net/

順位は珍しすぎるのか、人数がいないのか、低すぎてランク外 ←(゚д゚)!
生存している人数はたぶん30名程度ということか…


また、『名字由来net』から引用すると、下記のように書かれています。

【引用元参考】
名字由来net
https://myoji-yurai.net/searchResult.htm?myojiKanji=%E5%A3%81%E5%B1%B1

【全国順位】 52,229位  ← おっと、ようやく順位が出てきた(゚д゚)!
【全国人数】 およそ40人

・・・それ以外の情報は無し(涙)

しかし、30名~40名で、かつての学校の教室1クラス分‼‼‼
全国でその程度の人数しかいないのかとなると、やはり珍しい苗字なのです。

「壁山」の競合はアニメのキャラクター?!

「壁山」という名前は珍しいので、エゴサーチをすれば、全て自分もしくは親戚の検索結果が出てくるだろうと思いきや、思わぬところにライバルが出現!

実は、私のGoogle検索上のライバルは「壁山塀吾郎」さんなのです。

画像2

【画像引用元URL】https://www.takaratomy.co.jp/products/inazumago/card/details/IGS-05-004B

(c) LEVEL-5/FCイナズマイレブンGO・テレビ東京 (c)TOMY

「壁山塀吾郎」さんとは、『イナズマイレブン』シリーズの登場人物。ちなみに、『イナズマイレブン』とは、育成サッカーRPGおよび、それを原作とした漫画、テレビアニメなどの名称。
原作および監修はレベルファイブ社さんなのですが、このキャラを作成した方は、きっと、「壁山」という苗字が実在するとは知らずに作ったかもしれませんね。

【参考リンク】イナズマイレブンSD
https://www.inazuma.jp/sd/


本当の由来は、「明神壁」?!

先ほどの、『日本姓氏語源辞典』にあったように、私の先祖は、 石川県 羽咋市出身。

私自身は、神奈川県出身なのですが、実際に祖父が石川県 羽咋市に生まれ育ちましたが、結婚後は第二次世界大戦の真っただ中で石川から東京小石川に移住し、その後、神奈川県へ移動したと聞いています。以前、父や母が亡くなったときに原戸籍も遡って確認してみましたので、元々の由来は石川県とにあるというのは明らかです。

私のルーツとなる「壁山」という名前の由来は「石川県」付近であることは間違いなく、その「名前」ができたルーツを辿っていくと、石川県の白山市にある山の名前に繋がります。ただし、そのほかにも「富山県」にルーツを持つ同姓の方もいるので、北陸地方が由来の原点になっているのだと考えられます。

以前、親戚の方に聞いた話で由来をひも解くと、石川県白山市に、「明神壁」と呼ばれる山に由来があります。

天狗か山の守り神に仕える仕事の従事者か

「明神壁山」と呼ばれたり表記する場合もある山で、日本の奇岩百景にもなっているようで、ふもとから観ると、山の頂上に一つだけぽこっっと突き出した岩が見えます。

頂上には、明神壁の祠(ほこら=神を祀る小規模な殿舎)があり、地元の人たちが大切にしている場所でもあります。

「明神壁」には「古くよりこの地に天狗が棲み、その天狗が有事の際に太鼓を鳴らして集落に逃げるように危険を知らせる」という伝説があり、実際には、ふもとの集落の裏側の谷は土砂災害警戒地なので、実際に天狗がいたのかどうかは伝説なので不明ですが、土石流や大洪水などの災害が発生した際には、その地響きのような音で非難するということを昔はしていたのかもしれません。

そんな伝説をひも解いていくと、その「明神壁」の祠を守る人だったのか、はたまた、天狗のような役割をしていたのか…昔のことは不明ですが、この「明神璧」周辺が由来で苗字になったようです。

余談ですが、私は、よく、名前の聞き間違いされることも多く、特に電話の場合、かねやまさん?とか、かげやまさん?とか聞き直しされるときは、英語で、「Wall Mountain」で「壁・山」です!ということにしているのですが、実際は、明神壁の「壁」は、英語では「Myojin Bluff」なので、実は「壁」=「wall」ではなく、「壁」=「bluff」なので「断崖(絶壁)」を意味するんですよね。

日本で約14世帯ほどの珍苗字

2011年ごろ、Facebookで、「お互い珍しい名字ひかれて・・・」と繋がった、かつての遠い親戚の同姓の方が、やはり、実際に自分の先祖と繋がりのある苗字の人が日本全国に何人いるのか・・・というのを調べて教えてくださったことがあります。

その方曰く、どうやら、本当に14世帯ほどで、現在は、石川県の「壁山」さんと富山県の「壁山」さんは、直近では繋がっていないものの、江戸時代の頃は、きっと、同じ家系だったのではないか…と話してくださいました。

実際には、数えてもたぶん、14家くらいしかないだろうという結果です。

画数が多いのが難点ですが珍苗字に感謝

幼いころは、この苗字が面倒くさくて仕方がなかったと記憶しています。

面倒だった理由は、テストの答案用紙を書くときに、まず、「はじめ!」の号令のあと、必ず、出席番号と名前を書くわけですが、「壁」は16画あり、とにかくスタートダッシュが利かないんですよね。

だいたい、テストや筆記の書類などは、名前を書いている段階で出遅れるのが当たりまえなのが、学生時代の思い出。

おかげさまで、「名は体を表す」というとおり、どっしりとして動じず、(実際に身長も普通よりは背が高い)競争性を表出しない大人に成長できました。

画数の多さに、大量の書類を手書きするとなるとかなり大変ではありますが、珍しい苗字で感謝しています。理由は、お会いした方には必ず名前を憶えていただけますし、珍しい苗字というだけで、会話のキッカケがつかめるので、社会人になるとスムーズなコミュニケーションへの導入になります。

生まれて偶然に与えられた「苗字」ですが、これからも感謝して、使っていこうと思います。

#名前の由来

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