話し言葉の書き方(Udemy用粗稿)㉘
プロンプターを使おう
UT06_02
プロンプターをご存知でしょうか？
総理大臣や官房長官が記者会見する時に、カメラとの間に透明な板状のものを置いて、話をしているのをテレビなどで見たことはありませんか？
あの透明な板がプロンプターです。
カメラ側から見ると透明ですが、話している人の側から見るとそこに原稿が映っているのです。
話に応じて内容もスクロールしていくので、手元の原稿に視線を落とすことなく、前を向いたままで話ができます。
ああいう本格的なプロンプターでなくても、簡易的なプロンプターならAmazonなどで安価に手に入ります。
カメラの前に取り付けるようになっていて、ハーフミラーに原稿が写ります。
ハーフミラーを使ったプロンプターではなくてもいいのなら、無料のアプリがあります。
私が使っているのは、パソコンに向かった態勢で録画する時はWeb Browser上で実行するWebアプリのプロンプターを使います。
またカメラを使う時は、カメラのレンズのすぐ下にiPad miniが来るようにセットして、プロンプターのアプリを実行します。
いずれも、カメラのレンズのすぐ下に文字が来るようにします。
私は、顔出しをしない音声だけの録音でもこうしたプロンプターを使います。
それは、原稿が正面に表示されることで、姿勢を崩さずに読むことができるからです。
同じ体勢で読めば、顔出しの部分と声だけの部分の音質がちがってしまうことも避けられます。
プロンプターのメリットは、原稿がすぐ目の前にあるので、次に話す内容がわからなくなったりしないこと。
つまり安心できることです。
一方で目の前に文章があるので、ついつい「読んで」しまうというデメリットがあります。
読むのではなく、話す。
話すよりは、演じる。
そういう思いを持ってください。
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