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人生で一番穏やかな日々

私は今、人生で一番こころ穏やかな日々を過ごしている。

振り返れば、学生時代は学校生活独特の友人関係、家庭環境、自分に対しての嫌悪感、と何かしら不安をかかえ、常にもやもやストレスを抱える日々だった。

就職してからようやく自分で自分の生活をコントロールできる部分が増え、私は解放感を味わった。とはいえ、慣れない仕事やら仕事への向き合い方に迷い、また自分自身とも真剣に向き合う年ごろになり、ここでも常に何かしら抱えていて、ストレス発散に旅行に行ったり、買い物をしたりと繰り返していた。

そんな時期を通して、今。
大してモノを買わず、旅行にも行かず、それでも十分幸せを感じて日々過ごしている。

仕事も自分ができることを活かして無理なく進めていて、休日もしっかりとれている。残業もほぼない。
あぁ、求めてた日々ってこれだったんだなと思う。

朝、起きて仕事に行って無事に帰ってくる。こんな日常を送れていることがとにかく安心できて幸せなのだ。

もちろん、細かい気になることはいろいろあるし、落ち込むこともある。
でも、ようやく私の理想のベースができた、といった感覚だ。

この自分にとっての理想の生活に至るのは簡単ではなかった。

若いときは自分のことも分かってなかったし、どういう生活がしたいのかも分かってない。
世の中や周りの意見にゆらゆらゆられて見つけるのは困難だった。

そして何年か経て、理想の生活が分かったところでその環境に身をおくのも難しい。
今の自分の環境を変えるのは勇気がいるし、仕事、土地、人、すべて「縁」が大事になってくるので、あらかじめコントロールができない。
やってみなきゃ分からない。

振り返れば若いころの自分は、何か洗濯ネットみたいなのに入れられて、その中でどうしたら出られるのかともがいている。そんな感じだったな。

ここ数年でようやく流れに逆らわず、自分を理解して自然と意思決定して進めている気がする。

もちろんこれから何が起きるか分からないけども。
まぁ、そのときはそのとき。
どーんとかまえらるようになったのはやはり歳を重ねたからなのだろう。


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