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我が家が小学校に提出した「ホームスクーリング学習計画」

先日、横浜市の小学校にホームスクーリングの希望を伝えたところ、思いのほかすんなりと理解を得られました。そのときの詳細はこちらです。

学校側との面談時に、ホームスクーリングになったらどのような学習を計画しているのか、書面で提出しましたので、記録としてこちらに残しておきます。

学習計画は、面談の際に必須であるわけではありませんが、こちらが「どれだけホームスクーリングについて情報収集し、真剣に検討しているか」を伝えるには、一定の効果があると思います。

学習計画のポイント

我が家の場合、新型コロナウイルスによる休校で、3ヶ月間のトライアルができました。

やはり実体験に勝るものはなく、「これからやってみようと思います」ではなく、「実際にやってみたらこれだけ手応えがありました」と言えるほうが、学校側も納得してくれやすいでしょう。

内容については、これが正解というものはもちろんなく、ぶっちゃけ真面目に検討してあればどんなものでもいいと思います。その中でも意識したポイントは以下です。

・基本教科(国語、算数、理科、社会)が学べるかどうか。学校側が、懸念点として、学習指導要領からの遅れを指摘する場合が多いようです

・学校のような子どもの集団の中に入る機会があるかどうか。ここは親の側も悩みどころになるケースが多いかもしれません

・課外活動で行動範囲を広げられるかどうか(自宅学習では一般的に行動範囲が狭まる懸念がある)。時間割に縛られないのはむしろホームスクーリングの強味なので、積極的に

・学校では不可能な多彩な学びがあるかどうか。我が家の場合は、プログラミングや、探究学舎(国内最高峰のクオリティのオンライン授業)、興味・関心ベースの自由研究など

以下、実際に提出した書面をコピーしたものです。

ホームスクーリング学習計画 - 約3ヶ月間のコロナ休校時の例

基本方針:そのときの興味関心に従い、子どもが自分で時間割を考える。興味は移り変わるので、2週間に1度は見直しを行う。どうしてもやりたいことが発生したときは、当日に計画を変更するケースもある

父・寄金佳一が、8年前からずっと在宅ワークを行っており、側で見守れる環境にある。

時間割.001

(時間割の例)

■補足事項

プログラミング:最終的に「テクノロジア魔法学校」と「Code Camp Kids Online」の2種に取り組む

NHKオンデマンド:恐竜、宇宙、洞窟探検、海洋生物、動物、昆虫、世界遺産、歴史等のドキュメンタリーを視聴。ナショナル ジオグラフィックTVを見ることも

探究学舎:国内随一のオンライン授業。休校中は「宇宙」と「海洋生物」を受講。現在は「科学技術史」と「戦国英雄」を受講中

実験:市販の実験図鑑をもとに、自分で材料を買い集め、実践

漢字練習:漢字の形や部首構成に興味があり、難しい漢字ほど書きたがる。画像は「まんが日本の歴史」の登場人物の名前を書いて練習した例

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■その他

国語、算数:学研教室に通う

課外活動 計画

・年間約100日の自然体験

すでに年間約30泊のキャンプのほか、トレッキング(昨年、富士山を3,000m超まで登っています)、海&川遊び、カヤック、スキー&スノーボードなど。これを年間100日程度まで引き上げたいと考えています。

・歴史実地学習

現在、日本史に興味を向けているため、関心を向けた対象にまつわる場所に実際に連れていき、フィールドワークを行います。先日も、琉球王朝に関心を向けていたため、中城城と首里城につれて行きました。

・仕事への同行

親の仕事柄、取材で全国を訪問する機会が多いため、同行させ、多種多様な業態や、プロの仕事、働き方を直に見せる計画です。

集団生活(社会性/協調性)教育計画

asobi基地」という団体で活動しており、異年齢の子ども同士の友人関係や、信頼できる大人との関係がすでにあります。

常に一緒にいるわけではありませんが、年間30回ほどのイベントで様々に顔を合わせます。

ここでは、自由の相互承認の考え方のもと、理想的な社会性や協調性を身につけられる環境があります。

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