
【備忘録】不調について(2020クリスマスショック編)
2020年クリスマス。
謎の不調に襲われていましたがようやく成績が浮上してきました。
この数日間はとにかく不調で勝つことができずに苦しみもがく辛い日々でした。
しかし、「不調」という言葉は漠然としていて便利に使えますが、安易に使うと成長のチャンスを逃がしてしまうものです。
次にまた、同じような不調に陥ったとき、少しでも早く立ち直れるように、また、余裕を持って対処できるように、今回の気づきを残していきたいと思います。
◆ データ分析
まずは成績をデータと一緒に見てみましょう。
▼データ①
12/24~/26の3日間の雀魂のデータです。
(昨日12/27の後半くらいからは復調しているので除いています)
全25戦の順位内訳は3-6-8-8と酷いものでした。
> 放銃率12.85%
これは私の普段の成績と比べるとむしろいいくらいで、ここは最近の押し引きの勉強が活かされていると感じます。
> ダマ率0%
普段も5%くらいなので3日間ダマなしも珍しくはないのですが、牌譜を見てみるとダマテンの方が良い局面は何か所かありました。(前回のnote参照)
> 和了率20.08%、平均和了5814
原因の一つはここですね。
和了率は普段は24%くらいあるし、最低22%以上は欲しいです。
打点も低い和了率に見合ってないですね。
ただ、これは先端の数字なので「なぜ和了できていないか」を探る必要があります。
▼データ②
> 立直率19.28%
和了率が低い原因の一つがここですね。
普段は22~23%なので感覚的にも少なかった自覚がありました。
> 追っかけられ率37.50%
気になってるデータの一つ目がこれ。
普段20~25%くらいの追っかけられ率が跳ねあがりました。
絶対原因があるはず。
> 追っかけ率12.50%
これも気になっています。
普段18~20%くらいの追っかけ率が激減しています。
立直率が下がっている原因もこれですね。
押し引きを整理して無謀な押しが減った半面、チャンスも逃しているのではと感じます。
▼データ③
> 痛い親かぶり率14.29%
最後に気になっているのがこれ。
普段の8~9%と比べると高く、つまりは自分が親の時に高打点でツモられているということです。
> 放銃時立直率18.75%
意外だったのがこれ。
普段の22~23%と比べるとむしろ低い。
感覚的には「めくりあいであんなに負けまくっていたのに」と思って牌譜を調べてみましたが、立直後はツモられが非常に多く、むしろ放銃したケースは少なかった様です。
また、立直後のツモられの中ではダマテンの割合がいつもより多かった気がしました。
> 平均配牌向聴3.57
その他には、配牌の向聴数が3.57とありました。
感覚的には配牌とツモがめちゃくちゃ悪かった気がしていましたが、通常は3.3~3.4程度なので配牌はそれほどでもなかった様です。
負けが続いているときは悲観的になるものですね。
……長々と書きましたが、これらのデータから感じた不調の原因はこんな感じでした。
①引き過ぎ。
②愚形リーチ多すぎ。
③自家が親時に被ツモ多すぎ。
ひとつずつ見ていきます。
◆ 引き過ぎ
和了率・立直率・追っかけ立直率の低下や放銃率の低下から引き過ぎという可能性があります。
今まで押し過ぎていたのが、今度は引き過ぎになったという事ですね。
ステップアップとしては押し過ぎ⇒引き過ぎ⇒ちょうどいいの流れで良いとは思っています。
ですので、次は押せるところはしっかりと押すことが大切になりますね。
具体的には、
・他家リーチ時のスジ計算
・安牌確保の判断
あたりを優先的に勉強する必要がありそうです。
◆ 愚形リーチ多すぎ
前回のnoteでも何度か書きましたが、私は即リー主義です。
早い先制リーチや親リーチ、ラス目のリーチは愚形であってもどんどんした方がいいという考えに賛同しています。
しかし、少し回せば明らかに良い形でリーチが打てるのであれば行うべきだと前回のnoteで学びました。
また、即リーというのは愚形テンパイになってしまったらリーチを打つという意味合い(だと思っています)で、明らかに愚形になるのを良しとして牌組みをするわけではありませんね。
追っかけられ率が異常に高いのは愚形リーチが多くてリーチ後になかなか和了出来ていないこともあると考えます。
愚形リーチを減らすために、
・リーチ直前の状況把握(ほんとにリーチして大丈夫?)
・期待値(牌効率の良い形や何切る)
が有効だと感じました。
他にも「強い河作り」なんかも思いつくのですが、今の自分にはハードルが高く感じます。
いつか手を出したいですね。
◆ 自家が親時に被ツモ多すぎ
痛い親かぶり率が高い事からこれがわかりますね。
また、牌譜を見ると自分は放銃していないのに他家だけがツモ和了してラスるなんてことが非常に多かったです。
これは言ってしまうとスピード不足(和了率不足)で、ある程度は仕方のない要素ではあるのですが、安和了して他家のチャンスを潰せるならそういった判断もアリなのかなと感じます。
これを磨くには、
・鳴きの判断
・配牌の見方
を勉強した方が良いですね。
◆ 不調中に行ったこと
不調脱出に繋がったかどうかはわかりませんが、いろいろと試したことはありました。
①大きく打ち方を変えない
基本的な打ち方は変えすぎないように心がけました。
まだまだ未熟ですが今まで出ていた結果を否定するようにガラっと変えるよりは少しずつ変化をつけた方が何か経験として残せる気がしました。
②シャンテン数を数える
実は今までやっていなかったシャンテン数把握。
「8 - (メンツ数×2)-(ターツ数×1)」で求めるあれですね。
手の進み具合はブロック数を数えたり、終盤は感覚である程度分かっていましたが、これを取り入れることで配牌の時点でのシャンテン数がわかるようになりました。
それによって配牌時点での攻め具合を決めることができる様になり、安牌を計画的に切れるようになりました。
不調に対して劇的な効果はありませんでしたが、配牌やツモの質が復調した今でこそ効果を感じています。
③スジの本数を数える
これも今まで行っていなかったのですが、今後押し引きを見直すには必要だと思って始めました。
まだ把握に時間がかかりますがやらないよりはずっといいと思います。
(数えたスジ本数の活かし方や押し引きシステムver2.0は近々noteで書きたいと思っています)
④上手な人の打ち筋を観る
youtubeではたくさんの上級者の方が動画を出しています。
それらを見ては自分との違いを探しました。
ただ、配牌やツモが良すぎる動画などは逆に心が荒みましたね。笑
⑤連戦しない
24日のイブ夜は一人麻雀を嗜んでいたんですが、この日は本当に連戦連敗でした。
負けた言い訳になりますが、一度負けると判断力が鈍って連敗を招きます。
以降は負けたらある程度時間を置いて(牌譜も見て)、ちょっとでもコンディションの良い状態で打つ様に心がけました。
◆ まとめ
こうやって振り返ってみると勉強し足りない事がどんどん見つかります。
望むべくはこの経験とデータが次に活かせますように。
あと、聖夜に麻雀打ってる人たちは強い。
来年は勝てますように。
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