ビキニでもヒジャブでも水泳キャップなしでも楽しめるウィーン市営プール
こんにちわ、かぬしゃいです。
ようやくウィーンも気温が上がってきまして、コートなしでのお散歩が気持ちよくなってきました。
そんな中、ウィーンでやりたかったことのひとつ「市営プールに行く」を急に思い立ち、先日、泳ぎに行きました。
いやいや、そんなの行くだけだから簡単でしょ!?っと言われてしまえばそこまでなんですが、ドイツ語でなんかまくしたてられても面倒だし、ジョギングしているから運動不足にはなってないだろうし…、なんていう自分の甘えにより、行動するまでに1年半かかりました。
ちなみに、泳ぐのは好きですが、バタフライは腕が上がりませんし、背泳ぎは鼻から水が入るので大っ嫌いだし、クロールは疲れるので、基本的には泳ぎません。
よって、万年、平泳ぎです。
で、何が私を急にプールに行こうと駆り立てたのかというと…
脇腹のぜい肉。
最近明らかに筋肉が落ちてきていて、ジャンプするとちょっと遅れてぜい肉さんたちが付いてくるようになったからです。
ちなみに、脇腹のぜい肉のことを英語ではMuffin top. 別名love handleと言います。
かわいい名前だから放っておいてもいいかも…なんて甘えてたら後でとんでもないことになるので、心を鬼にして筋トレと水泳を再開しました。
Amalienbadに行ってみた
ウィーンはそんなに大きな町ではありませんが、市営プールは屋内プールが5か所、屋外と屋内プールがある施設が7か所、屋外プールのみの施設が10か所あります。
そして、今回選んだのは、屋内プールのAmelienbad.
地下鉄U1のReumannplatz駅の目の前にあります。
このプールができたのはなんと1926年。(第二次世界大戦で破壊されたものの、1948年に修復再開) 当時は、公衆衛生として入浴やプールが推奨されており、その一環で建設されたそうです。
特徴は何といっても、入口とサウナのきれいなモザイクタイル。扉を開けると入るとそこはまるでトルコのハマム(お風呂)のようです。
そして、もうひとつ特徴的なのが、大プールの14Mの高さにもなる開放的な空間。
飛び込みもできるようになっているため、一部の水深が4.4Mもあります。
廊下にズラーっと並ぶこの謎な着替えルームですが、一見したところ現在は使われておりません。
しかし、なんだか高級感を与えております。
個人的な感想
レーンのあるプールが休止中で泳ぐことができず、レーンのない最大水深4.4Mの大プールで泳ぎました。
感想としては…
開放感が最高ですが、他の遊泳者(主には子供)との接触が多く、ちょっと危険。
子供たちの大プールでの”遊び”を規制していただければ…最高なのにな。
浅い方(といっても、1.5Mほど)では、10歳~15歳くらいのまだあまりうまく泳げない子たちが、わいわい遊んでおります。
その中でも、今回は、一人の男の子から顎にパンチを食らいました。
泳ぎ方がわからないようですが、一緒に来ているお父さんに注目をされたくて、必死にバタバタしてアピールをしていたようです。
お父さんはお父さんで弟が子供用プールで遊んでいるのを見なくてはならないため、それどころではなさそうで…。
なんだかかわいそうな少年ではありましたが、いくらお父さんに見てほしいからって、他人の顎にパンチしといてごめんなさいの一言もないのはだめですからね…。
遊泳のルールは特にないので、水深の深いプールに入るのは少年・少女でもOKです。しかし、監視員さんが目を光らせて、危ないとみるや、すぐに笛を鳴らして注意してくれます。
とりあえず安心です。
入場方法
英語が通じそうもないおば様がKASSA(チケット売り場)におりましたので、少々構えましたが、「泳ぎたい」「ロッカーも使いたい」というと、サクッとチケットが買えました。
(オンラインで購入することも可能です:https://www.wien.gv.at/spezial/baederampel/)
お値段は2.5時間で5.2ユーロ。 ロッカーは3.2ユーロらしいのですが、料金を請求されず謎でした…。
サウナは別途12ユーロ程がかかります。
日本の公営のプールと比べて少し高い印象です。
そして、チケット購入するとICチップ入りリストバンドがもらえます。
このリストバンドがロッカーのカギになります。
着替え用の無数のロッカーがあるので、最初は惑わされましたが、入口とは反対側の奥の方に女性のロッカールームがあります。
番号の書いてあるロッカーにはなりますが、空いているものをどれ使っても大丈夫です。
(このあたりのルールがわからず、めちゃくちゃ焦りました…)
あとは、ロッカーで着替えてプールへGO!
もちろんビキニでも問題なしですし、プールキャップなくてもOKです。
こちらのご婦人方は、自分の体重がどうであろうとビキニを着る傾向にあります。
また、イスラム教徒の方は、ヒジャブのようなおもしろい水着を着てらっしゃいました。
”自分の着たいものを着ることのできる空間”、そして、”他人が何を纏っていても気にしない空間”はとても居心地が良かったです。
こういう空間を大切に生きていきたいと思いった日でもありました。
それでは、また次回!
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