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神は細部に宿る。では神が宿るくらい細部にこだわるにはどうすればよいのか。

おはようございます。今日はとても良い気づきというか…再確認出来たことがあるので共有したいと思います。

僕の軸足はブログ集客などウェブマーケティング分野なので、その話に沿って進めますが、おそらくすべてのビジネスパーソンに役立つことだと思います。

神は細部に宿る事は知っている。でも細部を大事に出来ないのはなぜか。

神は細部に宿る。たぶん全員が聞いたことあるフレーズです。トイレが汚い飲食店は長く続かない…みたいな例えでよく話されるやつですね。

「ふむふむ、じゃあ丁寧にやらなきゃね」…ってな具合で話はスルーされていくのですが、よく考えたらおかしくないですか?

たぶんそのトイレが汚い飲食店の店長も「神は細部に宿る」という言葉は知っていると思います。そしてトイレが「細部」であることも知っている。

なのになぜ神を宿そうとしないのでしょうか。

僕の専門はウェブサイトやブログでの集客ですが、会社も個人も、作っているコンテンツには驚くほどのクオリティの差があります。

個人でもブログだけでお客さんがたくさん集まっているところもあれば、企業が予算を投下しているのに売上に全く貢献しないサイトもある。

もちろん忙しくて品質改善ができていない…みたいなこともあると思います。でもそこにはもっと根深い問題がある気がする。

僕はそれがトイレ掃除をしない店長と同じ問題ではないかと思ったのです。

「利他」の精神が細部の品質に現れる

まあ当たり前っぽい話なのですが、細部の丁寧さは「相手を思いやる気持ち」の強さに比例すると思います。

要は「利他」の精神の強さが細部に宿るわけです。

本当にお客さんにこのお店で最高の時間を過ごしてもらいたい!と思っていればトイレもピカピカにしようと思うはず。

(別に僕個人のトイレが汚いお店に対する文句ではないです笑 例えとして使っているだけなのであしからず。)

会社でお客様に見てもらうためのブログ記事も同じ。

タスクの処理としてテキトーに書いているのか、「お客様にこんな役立つ話を知っていて欲しい」という思いで書いているのか…

文字数やデザインが同じでも、中身には雲泥の差が現れます。

そしてそれはそのままアクセス数の差になり、売上の差になります。

とはいえ、結局稼ぎたいんだよ。問題

僕もいろいろ偉そうに言っていますが、ひとりの小市民です。

まずは「稼ぎ」が頭によぎる。そしてそれはすぐに「楽して稼げないか」という発想に膨らみます。

そして「楽して稼げないか」という我欲が「細部は手を抜いて、テキトーにやって…金が入ればそれでいいや」という雑なシゴトに発展する。

これは多分みんな同じだと思います。むしろ人間の思考回路が正常に機能している…健康な証拠でしょう…笑

ではこの正常な機能を制御して「細部に神を宿らせる方法」があるはず。なぜなら細部に神を宿らせている人はたくさんいるから。

その方法は多分これなんじゃないかな〜というイメージが付きました。きっかけはカフェに向かいながら下の動画をイヤホンで聞いていたことです。

メチャ良いのでお時間がある方は見てみてください。

利他の精神を発動させる方法

結論です。「楽して稼ぎたいんだよ」という欲を超えて「利他の心」を持ち「細部に神を宿す」方法は、自分にとって”本当に大切な人”に向けてシゴトをするということではないかと思います。

マーケティングの世界では、ペルソナ設計だとかカスタマージャーニーだとかアイドマだとか色々言うとりますが、まずはこれがなければ始まらない気がしています。

本来のビジネスは大切な相手に向けて、自分が持っているモノで何か役に立てることはないか…という視点で作られるものです。

ドラッカーは「例えお金をもらえなかったとしてもやりたいと思うことを仕事にせよ」という趣旨の名言を残しています。

(正確な言葉は忘れました…知っている方がいたら教えて下さい。)

相手を本当に「助けたい」「良い思いをしてもらいたい」「快適になってもらいたい」といった内面からくる動機。

それが「そんなところまでやってくれたの!?」という細部に神を宿す仕事を行うことにつながるのだと思います。

そしてこれは捉え方の問題だと思っています。

同じ仕事内容でも、大切な人の姿が見えていれば、そこには「ん〜ココまでやってあげとくか!」というサービスの心が生まれるはず。

その気持ちがクオリティを向上させ、結果的に事業が伸びていくという良いサイクルを生むのだと思います。

結局、大事なことは昔から言われている

仏教用語では「我利我利」という言葉と「利他・自利」という言葉があるそうです。

我利我利は「俺は金を儲けたい!俺は儲けたいんだ〜!ぐへへへェェェ。」ってやつ。

利他・自利は今回話した、奉仕の心が結局は自分の利益として帰ってくる…って話。

利他の心になるためには相手が「自分が本当に良くしてあげたいと思う人」つまり「本当に大事な人」であるしか無いと思うんです。

だから僕もSNSで10万人突破したい!みたいな「我利我利」を抑えて…

・自分の友達や家族
・こんな僕の記事に時間を割いて読んでくれている人

といった大切な人に向けて、

僕が持つどんな知識を提供すれば、ちょっとでも暮らしが良くなってもらえるだろうという視点でコンテンツを考えたいと思います。

今日は自分が提供できる知識にどんな物があるか、棚卸しをしてみたいと思います。

そんじゃ、また明日!