坂
2020/6/14(日)
今日は『日向坂で会いましょう』がある。
通称『ひなあい』。テレビ東京で毎週日曜、25:05~放送されている、アイドルグループ・日向坂46の看板番組である。司会はオードリー。毎週日向坂のメンバーたちが、さまざまな企画に挑戦していく。
前身の『ひらがな推し』から、僕はこの番組にハマってしまった。
一番は、おもしろいからである。
最近テレビがつまらない、クイズ番組や情報番組ばかりだ、と言われてしまう中、『ひなあい』は毎週ごりごりの〈バラエティ〉をやっていると感じる。往年の『めちゃイケ』にも通じるものを感じるのだ。
どうしてこんなにおもしろいと感じ、ハマってしまったのだろうか。
まず、メンバーが番組に前のめりなのである。
この番組、大喜利が非常に多いのだが、みな躊躇なく挙手して回答する。ものボケにも、そのとき出番ではないメンバーたちまで参戦する。撮れ高的に十分でも、思い付いているネタがある限り、手を緩めない。団体芸やパターン芸も持っており、おとぼけが止まらない。
元々のおふざけ気質・ノリの良さもあると思うのだが、それを本番で遺憾なく発揮できているのは、
オードリーが司会をやってくれているのも大きい。
何せ、この2人が一番ふざけているのである。メンバーが明らかに分からないような、「キン肉マン」ネタや「プロレス」ネタも平気でぶっ込む。メンバーが分からずきょとんとしていても、2人が面白けりゃ笑い合っている。率先してふざけてくれるので、メンバーも挑戦しやすい空気がそこにある。
そりゃあすべってしまったり、変な空気になってしまいそうな時もあるけれど、若ちゃんがおもしろく料理してくれるし、何ならカスキンが一番スベる(笑)
日向坂のメンバーたちが、オードリーのことを好きで、信頼しているし、オードリーの2人も「本当にいいグループ」だと信頼しているし、同じ目線でやり合ってくれている。
そして、制作陣のこだわりもすごい。
『ひなあい』名物〈編集テロップ〉がその最たるところで、誰が分かるんだというオマージュネタ・日向坂メンバーのブログや出演番組ネタ・オードリーのオールナイトニッポンネタ等が、これでもかと細かく、随所に仕込まれており、視聴者はそれに気付くのも楽しい。
とにかく、今週のこのネタがもう使われてるんかい!という鮮度の高さと、こんなネタまで網羅してるんかい!という守備範囲の広さがすごい。制作の方々も、それを楽しんでやってるんだろうな、という遊び心が伝わってくる。
それは、メインである日向坂が、自分たちの番組に真剣に向き合っている姿勢に、応えたくなるからだろう。
この3方向のリスペクトとおふざけが、観ていて嬉しくなる信頼関係をつくり、それが『日向坂で会いましょう』のおもしろさに繋がっている。
3者がシンプルに楽しそうだから、こちらも楽しく観てしまうのです。
今日の放送では、コロナ禍で本格的なスタジオでの収録ができない状況を柔軟に乗り越え、『リモート学力テスト』が実施される。やはりストロングスタイルである。
リトルトゥースかつおひさまの僕にとって、毎週土日はコロナ禍であっても、最高にトゥースです。
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