頑張るということ
頑張るってなんだろう。
こんな事を考える事がありました。
きっかけは、
先週末に祖父の家に行き、色々な話を聞いたときのことです。
祖父は77歳。農家をやっています。
体はすごく丈夫で、元気です。
そんな祖父に若い頃の話を聞きました。
農家でお金がなかったので、中学校までしか行っていません。
中学を卒業してからは、出稼ぎに行っていたと言ってました。
この出稼ぎの頃に行っていた時の話です。
その仕事は、トンネルを掘ること。(確か夕張のトンネルだったはず、、)
この頃は、機械なんて使えないので、スコップでトンネルを掘ったそうです。(ダイナマイトを背負って運んだりもしたそう)
報酬は、自分が掘った距離に応じて払われたそうです。
つまり、何mでいくら。
自分で掘った距離に応じてお金が貰えるので、
サボろうとなんて考えずに、毎日真剣に掘ったそうです。
「真剣に」と言っていたのがすごく印象的でした。
それに、周りの人たちも一斉に掘るので、
隣の人たちには負けない、絶対に負けたくないと思ってやっていたそうです。
なので、毎日朝5時には起きて朝ごはんの前に一仕事していたそうです。
この時代のご飯なんて、今のようなものではなく、
米なんか出なくて、ほとんどが漬物と味噌汁だったそうです。
お昼とかも同じ感じです。
じいちゃんに言われたのが印象に残っています。
「若い頃なんて寝れば次の日には回復するからなんともなかった」
これを聞いてこういう事が本当に頑張るということなんだと実感しました。
食べるものだって少ない。
お金だってほとんどない。
そんな中で、毎日長時間の肉体労働。
若い頃には少しくらい無理をしたって平気だし、
若いんだから無理するくらいの方がちょうど良い。
そんな事を思いました。
でも、勘違いしてはいけないのは、
無理のしすぎは良くないということ。
あくまで頑張るということで、
真剣に頑張るとはどういう事なのか。
これをとても感じました。
じいちゃんの過ごしていた若い頃と今は全く違います。
違いすぎています。
今はすごく恵まれた時代です。
電気もあるし、食べ物だってたくさんあります。
こんな時代に昔の苦労したときの話を聞けたことはすごく貴重だなと思います。
そんな時代があって、実際にどんな感じだったのかを、
その時代を生きていた本人から聞けるのはすごくありがたいと思いました。
実際に体験談として聞くと、自分が想像していたのとは全く違います。
というよりも、想像も出来ないって感じです。
今の時代からは想像もつかない世界だったんだなと思います。
こういう昔の話というのは、自分はすごく貴重だし、とても良い話だと思います。
小さい頃にひいじいちゃんとかが話していた、その頃はなんのことだったか全くわからなかった話も今は聞いてみたかったなと思います。
こういった昔の話を聞く事がなくなっていってしまうと思うと、
どこか寂しさを覚えます。
僕らみたいな若い世代の人がこういった時代の話を実際に聞くと、
すごく勉強になるのかもな、と思いました。
こういう話を聞くと自分も頑張ろうとすごく思うし、
じいちゃんってすごいな、と改めて思います。
これはいつまでも忘れないでおきたい大切なことです。
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