日本語の中にある「感謝」と「希望」
昨晩、妻とテーブルゲームをして、4連敗したおじぞうです。
1回も勝てず、枕をぬらして寝ました・・・
# 泣いてないけど
さて、これまでの人生でいろんな勉強をしてきましたが、最終的に(というか、現時点で)幸せを感じるポイントは『感謝』と『希望』だなぁ、と思っています。
これは画期的な発見でも新しい着想でもなく、多くの方が指摘されていることですが、要は説明の仕方なんですよね。
腑に落ちるかどうかは。
うまい・へたというよりも、あう・あわないが大きいと思っています。
なので、わたしの説明があう人もいれば、あわない人もいるはずですが、ひとまずおじぞうなりにまとめてみます。
感謝は予祝
『予祝』というのは、何かの願いごとをあらかじめ祝うことです。
達成されたから祝うのではなく、事前に達成されたものとして前倒しで祝ってしまうんですね。
よく引き合いに出されるのは、春のお花見です。
お花見はもちろん綺麗な桜を愛でる意味合いもありますが、もともとは秋の豊作を前もって祝う『予祝』だったと言われます。
「勝ったも同然」というか、「今年もお米がたくさん取れてよかったね」とみんなで思い込むわけです。
「そうなる」と信じていることは実現していきますから、「今年はお米がちゃんと取れるだろうか・・・」と心配しているよりも、ずっと結果もよくなります。
つまり、予祝というのは「いい結果を得るためのテクニック」なんですね。
ところで、人が感謝をするのはどんな時でしょう?
いい結果が出た時ですよね。
つまり、結果が出る前に予祝的に感謝をすると、その結果が得やすくなる理屈です。
『笑う門には福来る』も、この原理。
成功法則というのは、だいたいにおいて常識とは逆向きに時間を刻みます。
福が来たから笑うのではなく、笑っているから福が来るのも『予祝』に通じる考え方です。
ちなみに、過去に起きたことへも『感謝』をすると、考え方が180°変わっていきます。
「あのことがあったから、今の自分がある」と思えるのは現在を肯定できているから。
逆に、恨みごとに染まると「あれのせいで、自分はこんなになってしまった」という自己否定感が強まります。
前者が幸せ体質、後者が不幸体質なことは言うまでもありません。
これまた時間を逆に考えると、過去の出来事や出会った人に感謝をすることで、今の自分を肯定できるようになる道理です。
希望はバトン
一方、希望は予祝イメージの発芽と考えられます。
『こうなったらいいな』というビジョンは、大地から顔を出す新しい命だからです。
今は黒い土壌が広がるだけかもしれませんが、出てきた芽はやがて大きく育ち、果実や穀物をもたらしてくれるでしょう。
その最初の気配が『希望』です。
辞書的には、希望は「未来に望みをかけること」。
つまり、時間の問題として見れば、視線は未来に投げられています。
希望は、次世代につなぐバトンのようなものだとも言えるでしょう。
日本語の中に『感謝』と『希望』を見る
今、こうしてnoteの記事も日本語でつづっているわけですが、『言葉』という道具には、深い感謝と希望が見いだせます。
なぜなら、多くの先人がそれを育て、わたしたち自身が次の世代にわたせるものだからです。
いきなり大谷翔平選手を引き合いに出すのも何ですが 😊
わたしは日本語って、とっても二刀流的だと考えています。
縦書きと横書きの両方を使うことに加えて、表意文字(=意味を表す文字)と表音文字(=音を表す文字)の両方を使うからです。
縦書きと漢字は中国からの輸入、横書きや数字とアルファベットは(主に)アメリカからの輸入ですが、地理的にも文化的にも中間に位置する日本は、そのすべてを受け入れました。
どちらかにしぼるのではなく、両方を尊重したんですね。
上記に関連して、先日おもしろい動画を見つけたので、ご紹介します。
古舘伊知郎さんの栗山監督へのインタビューですが、『どうして二刀流を続けさせることができたのか?』という問いの回答が秀逸でした。
動画の下にテキストでも書きますが、直接お聞きになりたい方は、ぜひ動画をご覧ください。
つまり、二刀流を続けさせたというよりも、どちらかを辞めさせることができなかったということ。
「誰がどうやってこの人をやめさせるんですか?」って、そりゃぁ、そうですよね 😊
言われてみれば、まさに!
同じように、日本語は横書き・数字が入ってきたからと言って、縦書きや漢数字を捨てませんでした。
さらに遡れば、漢字という表意文字から生み出したカタカナとひらがなという2種類の表音文字も使い続けています。欲張りか
当然、そうした気質にはデメリットもあります。
一度手にしたものを手放さないでいると、延々と物や概念はたまっていきます。
そうした土壌だったからこそ、『断捨離』や『コンマリメソッド』も生まれたわけですが、いずれせによ、気質の根源にあるのはあらゆる物に神性を見い出す感謝の念なのだと思います。
そして、希望も言葉でつづられます。
そのありがたさとポテンシャルに気づくだけで、わたしたちは幸せを感じられるのではないでしょうか?
日本語って『文化の青い鳥』だな、と思います。
早く行きたいなら一人で行け
遠くへ行きたいならみんなで行け
みんなで行くには進め方が大切ですね 😊
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
よろしければ、『スキ』ボタンを押していただけると、励みになります。 そして、誰かのお役に立ちそうだったらシェアやオススメをお願いします。
もちろん、コメントも大歓迎 😃
世の中に、笑顔のあふれる人を増やしたい、と思っています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?