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罰を与える部位 4/45

この記事からの流れです ▼▼▼


少しだけ暑さがやわらいだように感じます。
が、台風が近づいていたりもするようなので、油断は禁物ですね。

さて、今日取り上げるのは『中前頭回』です。
このあたり ▼▼▼

ざっくりと言えば『意味の処理』を行う部位ですが、特に負の感情の制御に深く関わっています。
わたしが調べたページでは『罰への感受性』という言葉が使われていました。
それが強いと絶望感や不安が高まりやすいとのこと。
そして、その回路に関係する成分は、セロトニン2Aです。

つまり、この部位にうまくセロトニン2Aがまわっていかないと、うつ的傾向が進むんですね。


わたしも、前職で軽いうつ的症状に陥ったことがありますが、その時は確かに『罰』に対して敏感だったように思います。

ただし、仕組みがわかったからと言って、いきなり朗らかになれるわけではありませんよね 😊
敢えて言えば、そういう状況に自分を追い込まないようにすることが大切かな。


人間の行動は、目的達成や報酬獲得をめざす動機と罰や損害を回避する動機の2軸で働くと考えられています。
そして、リスクを避けることで生き延びてきた人間(という種族)は、基本的に後者の動機が強いようです。
意識しないと、負の感情がふくらみやすいということ。

だからこそ、君子危うきに近寄らず。
過度に罰を与えようとする人や組織には、一定の距離を置くのが吉ですね。
それが、わたしが一連の経験から学んだことです。


一番やっかいなのは、家族がそういう存在であるケースでしょう。
因習的にも、道徳的にも、家族に距離を置くには勇気が必要ですが、もしそれが負のスパイラルの原因ならば、優先すべきは自分の健康。
たとえ家族であっても、必要以上の不条理な『罰』を与えていいはずはありません。


わたしはあまりこうした、強い断定をしない方ですが、脳の機能をベースに考えると、『気持ち』の問題ではどうにもならないこともあるよなぁ、と感じます。
脳のこのあたり(つまり、具体的な身体の一部)が弱ってると思うと、そりゃ、「大事にしなきゃな」と 😊

「罰を与える」という機能で連想すれば、脳は『裁判官』というイメージになりますが、裁判官の体調管理も大切だということです。

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