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”自称○○”を笑うな。自称マネージャーを公言したことで起きた仕事への変化

仕事では数人のスタッフと一緒に仕事をしています。それぞれ素敵な人たちです。

それぞれの肩書はありませんが、暦で言うと一番長いのでみんなの相談役やとりまとめなんかをかって出ています。いわるゆ自称マネージャーというやつ。(呼び方はなんでもいい)

自称○○というと「できないのに勝手に自分でそう言ってるヤツ」と思う人がまわりには多いの自称○○を笑うやつらもいる。だが、自称○○をかかげる事で、仕事への意識が大きくかわるのも確かだと思っています。

何が変わるのか?変わったのか?

結論から言うと「ルールを守る側」から、「ルールを作る側」になろうと一生懸命になったことが一番大きな変化でした。今まではルールを作るということはスタンドプレイではうまいくいきません。個人なら話は別ですが。

人に意見を求めたり、人生経験・キャリアのある人に意見を求めたりするようになれたことは大きな成長だと感じています。その中で自分がスタッフに対してやったことや守ったことを書いています。

チームの意見を素直に聞けるようになった

ルールづくりの中でチームの人と話す回数も増えて、人の意見をたくさん取り入れる事ができるようになりました。今までは自分が○○をしました。とか自分自分精神だったので、話す事の大切さをマジで知りました。マジで。

もちろん人に意見を求めるときには自分の意見をまず伝えること。でないとただの仕事の丸投げと勘違いされるし、実際丸投げになってます。

なかなか自分では気づけないんだけど、意見をもらうのも人に仕事をさせているのだからしっかりとした意思が必要なんだなと。

チームのスケジュール管理を率先してやるようにした

「あなたの仕事なんだから自分で管理してね。これタスク管理アプリね」と言って仕事のスケジュール管理をすべて任せてしまうと、必ず「なんでやってないの?」という衝突を生みます。何度も経験しました。

そこで、少しやり方を変えて、「みんなのスケジュール管理は僕がします。なので皆さんは本業に専念してください。」こんな具合。実際にはもっと詳細に一人ひとりに声をかけて、今抱えてる仕事をヒアリングしてGoogleカレンダーとスプレッドシートにまとめていきました。

正直タスク管理のアプリなんて飽きるんで最初から使わない方がいいなって、いろんなWEBサービス使って思ったので。(正確には使えなかったですが。悔しいので。)

こうなると何が起きるのか?全員の仕事の進捗状況が全て把握できるんです。「これとこれやって報告して」だけだと「報告しない」というファインプレイがうまれるので、自分からスケジュールを管理するようになって解決しました。

どんなに忙しくても体を相手に向けて話すようにした

これも随分と長い事できてなかったので、ここ半年はずっと実践してました。デスクワークだと急に質問とかされると振り向けない状況になることが多くて、相手の方を向かずに「なんですか?」とか答えてたので、これをやめて必ず相手の方に体を向けて受け答えをします。

これは相手にとって「話しやすい人」と感じてもらえるようになるので、社内コミュニケーションの一貫としてみなさんにもお願いしています。(できる範囲で)

スタッフからは「(わたし)さんは相談しやすいので助かります」と言ってもらえたのは本当に嬉しかったです。そのおかげで「報告」もよくしてくれるようになって、スケジュール管理もとてもしやすくなりました。

情報のシェアを意図的に遮断することで「やらされている感」を無くせた

はじめはWEB担当者ならこれだけは知っておいて!という感じでWEB界隈の情報をみんなにチャットワークで共有していました。ただこれ見られてないことが多くて、「見ました?」と聞くとさらに「嫌なヤツ感」が増して最悪です。

情報のシェアは、毎日の会話の中や仕事で相談されたことに対してだけ「その悩みはこの記事のこのあたりを読むと解決するかも!」と適材適所にシェアをするように変更。これによって相談者は悩んでいるから必ずその記事を読んでくれるし、ナチュラルに勉強をしてくれます。

検索力が足らない人も必ず出てくるので、検索して出てきた情報を教えてあげるのでは無く、こういう問題はこういう風に検索してみてね。と一緒にやってあげることが大切。

ただ「検索したらいっぱい情報あるよ」だけだと人によっては成長しません。

小さいことから褒める練習をしていった

できて当たり前な仕事でも、褒める。具体的に褒める。これにつきます。一人のスタッフが時間に追われていて、なんとかその仕事をやりきったときには、たとえ予定より遅れていても、「よくやってくれましたね!めっちゃ助かりますーー」というだけで、その人にとっては嬉しいものです。

次の仕事にも影響する部分が大きくて、自主的に「この前の反省を活かして○○の部分を効率化してみました」と自発的に仕事効率を上げてくれるようになりました。

スタッフにお願いすることは自分が模範となってできるように努力する

仕事上、外部の人とメールや電話でやりとりをするのですが、電話での対応がマニュアルっぽくなってしまったり、メールはすべて定型文。なんて対応を自分がしていたら、皆そうなっていきます。

社内ルールはありますが、いかにそれを崩してあげれるか?の模範になれるよう、全力で自分も外部の人と仲良くなる努力をしました。

電話のときに雑談を少しおりまぜて話す姿を見せる→電話を切ったあとに「今電話した人、こんな趣味があるんだってー面白いよねー」とか話かけることで、「そういう仲良くなる方法もあるんだな」って思ってもらえます。

以上です。

自称を名乗ることで、チームの総合力が格段にあがったと感じたので書き記しました。単純なことばかりですが、実行する行動力。これにまさる仕事力は無いですね。

ちなみに縦のイメージを円のイメージにして取り組んできました。

会社に来るのが楽しい。と心の底から言えるチームになりたいです。みんなで。