私は本を読むのが好きだ。子供の頃は、シリーズ物の本にはまり、新刊がでては学校から帰ると読み終わるまで眠らずに母によく怒られたものだ。毎日ひたすら母に怒られずに本を読むにはどうしたら良いかを考えていた。 布団の中に懐中電灯を持ち込み、布団の中で隠れて本を読む。母が様子を見にきたときは布団から顔を出し、狸寝入りをしていた。おかげで私の視力は、裸眼では到底生活ができないほどに低下してしまったが、私はまったく後悔をしていない。 なぜ本がこれほど好きか、考えられる理由はたくさんあるが