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DX(デジタルトランスフォーメーション)はデジタル化ではない

いつもお読みいただきありがとうございます。周年事業経営コンサルタントのサイトウケンタロウです。

DX化をデジタル化と勘違いしている組織も多い。というかほとんどが勘違い。

『会社をDX化する』という取り組みに、アドバイザーとして参加させていただいた。

DX化を行えば全てが解決するわけではない。

一言でいってしまえばDX化はデジタル化ではなく、業務プロセスの見直し

なんです。

まずは、業務をこれ以上因数分解できないところまで分解するところから始まる。

通常の業務プロセスの改善を普通に行うのだ。

実はこれだけでも効率化はかなりできるものと思われる。

しかしながらこれだけでは生産性は上がらない。

なぜなら、業務の一つ一つがどういった目的で、そこにどのような付加価値があるか?

を考えていないことがほとんどだからだ。

どんな業務にも本来、お金を生み出す効果が間接的にでもあるはずで、因数分解した業務プロセスからなんらかの効果があり目的が存在する。

しかしながら、業務を因数分解する際、この作業はなぜやっているか?を担当者に問うと、

上司にいわれたから
そういう風に引き継ぎをつけた
たぶん~
~だと思う
~だと聞いた


一番ひどかったのは、(もう退社している)○○さんからの命令である

という言葉が出る。

要は目的の決め手となるソースが存在しないことが多い。

目的意識を持ってあれば上記の言葉は出てこないのです。

組織ひとりひとりが意味のある行動をとることこそが生産性を上げるカギとなる。

DXをする前にまずは組織風土やルールを変えていく必要があるでしょう。

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