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スポーツメーカーの裏側とは?利益率やJクラブ、選手との契約の裏話も!

こんにちはkenyaです!今回はスポーツメーカーについての話になります。

スポーツをする際に必ず必要なのが、ウェアやシューズなどの用具ですよね。スポーツメーカーはそんなスポーツにかかわる人達を支える立場にあります。それはトップアスリートに限らず、子どもから大人までスポーツにかかわる人みんなに同じことが言えます。ちなみにナイキの企業理念には「身体さえあれば誰もがアスリートである」とあります。同社はこうした考えをもとに世界的なブランドを作り上げていきました。

今回はそんなスポーツメーカーの利益率や選手、クラブ(チーム)との契約などの話をしていきます。今回も有料記事ですが、裏話も多くあります。
例えば、高校サッカー部のユニフォームメーカーはとある時を境にナイキが減っていった話やJリーグクラブとの契約はメーカーにとって効果は大きいのか否かなどなどになります。

今回はこんな方向けの記事になります。
・スポーツメーカーに興味がある
・スポーツメーカーに就職、転職したい
・スポーツメーカーと選手やクラブとの契約などの裏話を知りたい

目次
・スポーツメーカーの現状
・スポーツメーカーの利益率は?
・クラブや選手との契約ってどんな仕組み?
・高校サッカーとナイキの関係
・スポーツメーカーの稼ぎどころとは?


スポーツメーカーの現状

まずは、スポーツメーカーの現状から触れていきます。
売上規模でいうと、スポーツメーカーは売上を伸ばしている企業が多く、業界全体では伸びていると言えます。アルペンなどの小売店の売上も上がっています。では、ここまで大手スポーツメーカーの売上を見ていきましょう。

1位NIKE 約3兆9,308億円
2位adidas 約2兆8,644億円
3位PUMA 約5,582億円
4位アンダーアーマー 約5,573億円
5位アシックス 約4,100億円

そして、日本国内のスポーツ小売店の売上額は以下の通りです。

ALPEN(スポーツDEPO、ゴルフ5)グループ 2000億円

Xebio(スーパースポーツゼビオ)グループ 2000億円

スポーツオーソリティ 800億円

スポーツヒマラヤ 800億円

やはり、アディダスとナイキはけた違いですね。日本メーカーで唯一トップ5にランクインしてるのはアシックスです。そして、小売店では、アルペン、ゼビオの2強と言っていいでしょう。どうでもいいですが、ゼビオは私が学生時代にエントリシートを出した企業でもあります。(書類通過後他社と被り、選考辞退)今はサッカースクールをやってますが、ゼビオには色々とお世話になってます。

少し話が脱線してしていましたが、スポーツメーカーは売上は上がっています。しかし、利益率も上がっているわけではありません。利益率に関しては次の項目の利益率のところで詳しく説明しますが、利益=売上-経費になります。つまり、売上が上がっているのに利益率が下がっているのは経費が上がっていることが原因ということになります。ここでスポーツ用品が市場に出回るまでの流れを説明していきます。日頃、皆さんが使用するスポーツ用品は以下の流れで消費者のもとに届いています。

工場(商品の生産)→メーカー(商品価格設定、取引先へ販売)→問屋(卸業者メーカーから仕入れ~取引先等へ販売)→スポーツショップ(メーカー、問屋から仕入れ~消費への販売)→消費者(購入)
※出展 ゼロからのスポーツビジネス入門

このように消費者(お客さん)に商品が届くまでには多くのステップがあります。当然、それぞれが利益を出すことを目的としているため、通るステップが多ければ多いほど、店頭(ショップ)で販売される価格は高くなります。

そして、アディダスやナイキなどを含め、多くのスポーツメーカーは中国や東南アジアで生産を行っています。それは人件費が安いからです。しかし、近年はこれらの国の人件費も少しずつ高騰してきています。そのため、商品の原価が上がり、経費も少しずつ上がっています。売上が上がっても利益率が上がっていないのはそのためです。


スポーツメーカーの利益率とは?

では、スポーツメーカーの利益率はどのくらいなのでしょうか?

業界の利益率の40%~50%と言われています。

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