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「舌切り雀」童話が教える教訓/風の時代の生き方

物語の見方で人間性と感性を引き上げる客観的な考え方につながります。

今回は有名な舌切り雀の童話。

<あらすじ>
昔昔あるところの優しいお爺さんと意地悪なおばあさんが住んでいました。ある日、お爺さんが傷ついた雀を見つけ、家に連れて帰り手厚く介抱してあげました。けれど、お爺さんが留守の時、雀はお婆さんが作った糊を突いて食べてしまいました。
怒ったお婆さんは雀を捕まえてハサミで舌を切ってしまいました。スズメは泣きながら、やぶの中へ逃げていきました。
そのことを聞いたお爺さんは雀を心配して山に探しに行くと、藪の奥のから出てきた雀がお爺さんを招き入れてくれました。
雀は、お婆さんの糊を勝手に食べてしまったことを詫び、雀の身を案じて探しに来てくれたお爺さんに感謝を伝えた。たくさんのご馳走や、歌や踊りでもてなし、帰りにはお土産として大小2つのつづらが用意されていた。
お爺さんは、小さい方のつづらで十分と伝え、「家に着くまでは開けてはならない」と約束され雀のお宿をあとにする。家に帰り中を見てみると金や銀、サンゴ、宝珠の玉や小判が詰まっていた。
欲張りなお婆さんは、大きなつづらにはもっとたくさん宝物が入っているに違いないと、雀のお宿に押しかけ、大きい方を強引に受け取る。雀たちから「家に着くまでは開けてはならない」と言われたが、帰り道で待ち切れずに約束を破りつづらを開けてみると中から魑魅魍魎や虫や蛇が溢れるように現れ、お婆さんは腰を抜かし気絶してしまう。

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この物語は「選択」というテーマが見えてきます。
人生は何度でも試されるいくつもの選択の連続ですね。
その選択によって自分を知ることができます。
自分を知るというのは人生において大きなテーマです。

良い選択とは
偽善的でないか
正直であるか
フェアであるか
など…

小さな日常には、それに気付かされどう変えるかのチャンスが用意されています。

この物語の中の選択とは

選択1
お爺さんは道で見つけた傷ついた雀を助けた事
選択2
さらに、意地悪ばあさんに舌を切られた雀を心配して探しに出かけた事
選択3
雀からのお礼のつづらを贈られ、小さい方をもらった事

これらが全て選択です。
人はいつも何を選ぶのかを試されてます。
このお話の中のお爺さんは善良な心をもっていることがわかります。
一度目は通りがかりに雀を助け、二度目はわざわざ探しに行きました。
そして、お礼のつづらは小さい方を選んだ。

人の日常の中でも、何度も試される場面があるのを意識したことはありますか?
それぞれ、自分の価値観で選択をしながら生活をしていますね。
この物語の中に自分がいたとしたら、他にどんな選択肢が考えられるでしょう?
もしかしたら、”もらわない”という選択をするかもしれませんね。

繰り返し選択し続けた行為が良心に従ったものであれば、いつかその人にギフトがやってくる。

これが善良な選択をし続けた人の法則です。
これでもかこれでもかと、その人がどこまでも良心で選択をし続けられるのかが試されているということですね。
風の時代とは、意識を変え選ぶ価値観も変える事。
これまでの概念を真反対にすることぐらい違うのかもしれません。
今、この地球上の価値観が大きく変わる変革の時代へと切り替わっています。


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