
”2731人”ホーム開幕戦のお礼と振り返り
2022年4月3日。
クラブの歴史、地元福山市の歴史、また様々な方からの熱い想いを紡ぎ、2019年からクラブの代表を務めさせていただきました私からしましても、一生忘れることのできない素晴らしい1日となりました。
福山シティFCとして初めて迎えたホーム開幕戦(※過去のリーグではホーム&アウェイという概念が存在しなかったことと、福山シティFCに改名してからの2シーズンはリーグ戦での福山開催は1度もありませんでした)。
今シーズンのキャッチコピーにも採用した「新福山」の言葉の如く、新しい福山の景色を「福山一丸」で創生しようと挑みました。
目標観客動員数 3,000人。
一体これがどれほどの数字なのかと申しますと、2019年の1試合平均観客数は6人、2020年は約300人、2021年は約500人と、過去3シーズンで順調に観に来ていただけるファンやサポーターの皆様は着実に増えていますが、昨シーズンの平均観客数からすると約6倍の目標数字です。
また、2022シーズンのJ3開幕戦時の平均入場者数は2,826人と、Jリーグクラブ以上(現在、当クラブはJ5相当)の集客を目指すと公言しておりました。
そんな私の無理難題にも、いつもポジティブに「絶対にできる、必ず達成しよう!」と支えてくれる大切な仲間の存在にいつも助けられてきたのだなと思います。
フロントスタッフはこの日のために約3ヶ月間、寝る間を惜しんで沢山のアイデアを振り絞り、沢山の地域の方々やパートナー企業様を巻き込み、最大限かつ最高の準備を整えてくれました。
ただ、私たちも初めてのホームゲーム運営ということで、すべて手探り状態の中、快く運営サポートいただきましたボランティアスタッフや関係各所の皆様には大変感謝しております。
この試合でのマッチデーパートナーを務めていただきましたマナック株式会社様、コレオ広告にご協賛いただきましたパートナー企業各位、そしてまだ私たちクラブが何も成し遂げていない時から物心両面で支え続けてくださるすべてのパートナー企業様にこの場を借りて改めて感謝申し上げる次第であります。
枝広市長をはじめ、クラブの発展に尽力くださる福山市及び福山市役所関係各所の皆様、いつも当クラブの(いえ、私の)ワガママを温かく受け入れてくださり、大変感謝しております。
まだまだ未熟なクラブの限られたリソースの中、小谷野監督を中心とした現場スタッフは、難しい情勢の中でも未来を見据えた最高のチームビルディングを実施してくれました。また、クラブの要求にも快く理解を示し、まちの未来のために共に闘う同士として彼らを心から尊敬しています。
そして、毎日チーム内で鎬を削り、精神を磨き、常に結果を求められる選手たちは、愚直に成長と結果を追い求めて闘い続けてくれています。サッカー以外の時間も仕事とホームタウン活動の両立で、プライベートに費やす時間はほぼ皆無だろうと思います。そんな状況を見るにつけ、数ある選択肢の中から福山に来てくれたこと、改めて感謝の気持ちでいっぱいです。
そしてどんな時でもクラブと共に闘い、選手たちを後押しし続けてくれるサポーターの皆様のことを誠に僭越ながらファミリーだと認識させていただいておりますし、今後険しい道のりを駆け抜けていくためには絶対になくてはならない存在です。
改めて沢山のステークホルダーの皆様に支えられ、共に闘い、私たちは存在しているのだなと実感いたしました。
結果として、試合は昨シーズンの覇者である三菱自動車水島FCに1-1の引き分け、観客動員数 2,731人と当初の目標に届かず、非常に悔しい結果に終わってしましました。
しかし、試合直後の私の心境は「まだまだ甘い、もっとまちの未来のために精進しなさい」と神様から与えられた試練だなと思い、ひとり心の中で笑っていました。
負けは勝ちの途中でしかない。
だからこそ、今シーズン中に必ずリベンジを果たします。
3,000人ではなく、4,000人![ #リベンジ4000 ]
ただのリベンジではなく、圧倒的な勝利を私たちは本気で掴み取りにいきます。
なぜ、そこまでやるのか?
「すべては福山のために」
私たちクラブの存在意義はサッカーやスポーツを通じて、活力ある福山市の未来創生に寄与すること。
だから、強くなれる。
だから、ひとつになれる。
そう信じています。
私たちの挑戦によって、ひとりでも多くの方に勇気や笑顔を与え、ひとりでも多くの方に「明日からも学校や仕事を頑張ろう」と思っていただける未来に寄与できるよう、今日からまた私たちは前に進みます。
ご拝読、誠にありがとうございました。
すべての人に「生きる勇気」と「明日への活力」を。
福山シティFC
代表 岡本 佳大
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