(散文)不甲斐ない

このところ不甲斐ない事が多く、少し落ち込んでいます。

不甲斐ないときの捌け口は主に夫に向かうのですが、改めてなぜ人は働くのか?を聞いてしまうお年頃です。

夫は「家族のため」と異常に模範解答なテンプレを返してきました。

お、おお、それも正答。

しかし、それは誤答だなとも思います。
家族(養うべき存在こと子供)ができたのはまだ6年にも満たないわけで、それ以前だって立派に生きてきたわけです。

では改めて、人は何のために働くのか?

日常では不甲斐ないことが続いているのですが、
私は誰かの役立つことに異常に興奮を覚え、常に価値提供できる人材でありたいと、自分を過信したいタイプです。

ごく稀にそういう実感が持てる時があり、そのためにそれ以外の時間が使われているような錯覚もします。

できればそのお役立ち範囲を広げたいなと思っていて、その見立てと事実がマッチしなくて不甲斐ないのです。

なるべくは不甲斐ない自分にならないように、切り替えたいものです。

話は変わって、一対一で人と話すのがかなり好きです。
自分と違う人に興味があるからです。常に人に興味があります。

分析をすると愛着を生みたいからだと思います。
けっこう、ご縁とか偶然に意味を持たせたくて。

そしてそれは周囲と比べるととても強く、周囲はもう少しこざっぱり人と距離を取って生きているんだなと気がつきます。

悪い言葉を言えば、人に期待しないんだな、と。私は人に期待を寄せすぎているかもしれない、とも。

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