【ただのメモ11】「マーケット感覚を身に着けよう」をよんで④終

マーケット感覚を鍛える方法(5つ)

①プライシング能力を身につける(値付け)

・自分独自の価値基準、「感動させてくれる」「選んでくれる」
すでに値札付きで売られているものでも、自分の基準に基づきプライシングする

・「相場」・・・妥当な価格の範囲
自分の価値基準に照らして値段が妥当かどうか
≠ボラれること(=相場より高く買う)

・コスト積み上げ発想からの脱皮
⇨需要者・消費者が妥当と感じる価値を推定する力

・【優先】市場で認知される価値の大きさ(需要者側)
     コストではない(供給者側)

画像1


②インセンティブシステムを理解する

・”動機”から”言動”に至る仕組み
⇨複数の要素の組み合わせ、特定の環境下でのみ現れる心理的動きを利用する、状況や相手の性格

・泥臭くて複雑な人間のインセンティブシステムへの深い理解
「何に基づき」「次にどんな行動をとるのか」推測・予測する力、深い洞察

自分の欲望と素直に向き合う
欲望を抑え込んでしまうとマーケット感覚が身につかない
たとえ、手に入る可能性が低くても欲しいものを「欲しい!」と強く意識し、真正面に向き合う

画像2

・何らかの問題に直面したとき
「人間のインセンティブシステムに働きかけて、問題解決できないか?」
cf. ルール・罰則を作る、権威ある人の影響力を使う、背景を説明し納得させる

・規制脳と市場脳
何でもかんでも最初から「無理かも・規則あるかも」と考えるのは、欲望と規範に対する考え方のバランスが崩壊している
⇨自分のことも、世の中のことも分からなくなる

「どうすればみんな自主的に、望ましい方向に動いてくれるだろう」と、気持ちの持ち方を少し変えるだけ

③市場に評価される方法を学ぶ

・”組織”と「市場」の意思決定スタイルの違いを理解する
市場から評価される方法を学ぶ 
デファクトスタンダード(結果として事実上標準化した基準)
⇨「標準仕様」を決める主体が、組織→「市場」

・市場型の評価
⇨どれひとつとして「完全無欠」にも、「存在しないコト」にもならない

特徴を際立たせ、特定の好みを持つお客様だけから気に入ってもらおう
⇨より多くの人に、より多彩な人にチャンスを与えるのが、
市場型の評価形式・意思決定方式で、
影響を与えているのは、極めて移ろいやすい意見をもった不特定多数の人

・組織を離れても生きていく力を身につけるには・・・顧客(市場)に支持される人を目指す

作り込みより「とりあえずやってみる」
【違い】"組織"・・・決めてから→やる
    "市場"・・・やってみてから→決める
(最終段階に残った複数の有望な案の評価を市場に委ねる方式)
フットワークの軽さ、ダメだと思えば早めに見切る意思決定の早さ
トレンド変化の早い市場のほうが、敗者復活のチャンスも大きい
⇨できるだけ早く市場型のアプローチに慣れることが今後、重要になる

④失敗と成功の関係を理解する

シリコンバレー・・・失敗経験の無い人を全く評価しない
⇨成功するのに必要な学びを得ていない
「失敗は悪いこと」という認識自体が時代遅れ⇨進歩を止める
❌ 分岐
⭕ 時系列で連続的な関係、途上に存在する学びの機会

・学びに必要な2ステップ
1.正しい方法を習い、反復練習で覚える
2.学んだことを実践し、現実的な環境下で成果が出せるように経験を積む

・自分はもっと学ぶ必要があると気づいたら、市場で学ぶという2.のステップに行く
⇨他人と比べて自己の成長が遅いと思う人の多くは、、、
❌ 勉強不足
⭕ 実践不足

・成功するためではなく、成功に不可欠なヒントを得るために市場と向き合う(フィードバック)

・自分には何の取り柄もないと思う人ほど、早めに市場に向き合いフィードバックを得る

・成功への標準プロセスが変わってきている「市場化」
【必要な能力】文章力、マーケット感覚
失敗してもいいからどんどん作品を市場に出す!

⑤市場性の高い環境に身を置く

・市場性の高い環境とは・・・
需要者と供給者が価値を交換する場所、人間のインセンティブシステムが直接的に働く場所、市場的な意思決定方法が採用されている場所
⇨ブログ、Twitter… 市場性の高いSNSで発信する

・自分が鍛えたい能力の分野に応じ、どのタイミングでどこに身を置くべきか、意識的に選択すべき
⇨怖がるのではなく、チャンス・朗報である

・自分の学校は誰にどんな価値を提供すべきなのか、自分たちの提供価値について考える必要がある

・キャリア形成の段階から、マーケット感覚をいつ・どこで学ぶべきかを意識的・計画的に考え・プランニングする

・問題に直面したとき・・・
「改善する(変える)」か、「見限る(替える)」

あまりに変化のスピードが遅い組織は危険
⇨どこかの時点で見限られ、置換される

・守られているものほど危険
⇨規制や資格に守られた「非効率・非合理的な分野(人為的な理由)」が狙われる


「専門性を身に着け、かつ、変化する必要がある」のが今後の世界

変化は恐れるものではなく、楽しむ

マーケット感覚を身につける利点・・・変化が怖くなくなる

書きたいと思うことを書いています!😉 誰かの何かの役に立ったらとても嬉しいです😄 これからも頑張って記事を書いていきます!💪