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繊細でも強くあれる

元気になって帰ってくる、というよりは
落ち込んで帰ってくる、そんな事実に戸惑う。
これまでに感じていた違和感は、
今も形を少し変えて残ったままだった。

見ている世界があまりに狭すぎる。
そう思うと納得できた。
でも、まずはこの一番近くて一番土台な部分が
ぐらついているのだとしたら何を積み上げようと
不安定になってしまうのではないか。そうも思った。
どこにぶつければいいのか分からない葛藤。

居場所をいくつか持つことは、それに似ている。
どこかでつまずいても、どこかで救われる道がある。
たくさんの場所や人、ものに触れることが心を守る場所をもたくさん築いていけるきっかけになるのだと思う。

求めても気持ちはどこかへ置き去りになる。
私の気持ちは…?
そんなことを突きつけられた気分にもなる。
自分がつらいから、で必死になることも多い。

繊細な人が感じるものってきっと、何人もの気持ちを一気に背負おうとする重さに値するのではないかと思う。
自分が居心地いい場所でしか生きられないから、
何より穏やかさを望むものなのかな。

それでも潰れないように苦しいけど生きる道。
ずいぶん時間をかけ、遠回りもしてきたけど、
自分責めや自己否定をすることはなくなった。
自分を信じることも増えたし、変わらないことも
変わることも認められるようになった。

逆戻りだけはしたくない。
私はもっと自分のまま、つよくなりたい。

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