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自分のスキルに対価をつける

自分でも予想外だったのですが、このところすごくnoteにハマっています。書く方もですが、読む方も。
「スキ」を押してくださった方々のページに跳んでみると、私の活動領域とは全く縁のないジャンルだったりすることも多く、それぞれの視点がまた面白い!
少し前に書いた記事が「ひっそりと読まれればいいかな」の予想を超えていたりして、ビビったりもしましたが、ここは素直に好意を受け取らせていただきます。

立ち止まったり、「スキ」を押してくださった方々へ。改めて、御礼申し上げます!

唯一困ったことがあるとすれば、楽しすぎて沼にはまりそうなことでしょう(笑)。
最初は、新規の仕事を獲得するためのPRページも兼ねる予定だったのですが、それをベースにすると私自身が挫折しそうな気がするので、今はかなり緩めに書いています。
強いて言えば、

書いていて楽しい
・読んでもらって、少しでも「なるほど」「あるある」と共感してくれる人がいること

というマイルールを守るでしょうか。ほぼnoteのキャッチのままですが。。。

前置きはこれくらいで、表題の内容に移ります。

自分のスキルに対価をつけるって難しい

noteはクリエイターの方々が本当に多く、ここで値段を付けて売り出せるという行為ができる方々に対して、心底から「スゴイな~」と思います。
嫌味ではなく、純粋に。

基本的には他人から評価されて自分のスキルの市場価値の相場を見ているので、自分で自分の価値の付け方が、実のところよく分かっていません。
ただしそのような経験が全くないわけではなくて、業者を通さない「個人的な家庭教師」の依頼を受けたことがあります。

家庭教師は文字通り家庭にお邪魔するのが通例なので、失礼ながら、経済事情も含めた家庭の状況を把握することが多いです。
私が依頼されたのは、ごく一般的なサラリーマンのお宅のお嬢さんで、高校受験を控えていました。
サラリーマンのお家なので、それほど高額な請求をするのもはばかられるのですが、さりとてあまり安いのも労働対価に合わないし…と、価格設定は結構悩みました。
個人的に依頼をされるというのは、既に信頼関係が構築されていないと無理ですしね。

いくらだったかは内緒ですが、私の住む地域の相場よりはかなり安かったのは間違いありません。
塾でその話をした際に「安すぎる」と言われましたから。
ただし、私自身は金銭以外にも「自分でプロデュースする」という貴重な経験をさせていただいたので、その条件で引き受けたことに対する後悔はありません。

それは図々しすぎない?

逆に、やはり個人依頼をされて「それは図々しすぎだろう💢」と思った経験もあります。
派遣社員として某会社に行っていた時の話で、派遣先の同僚(とは言っても、私より一回り年上)の人から、「Excelを教えてほしい」という依頼でした。
仕事中であれば、私だって快く引き受けたでしょう。
ですが、派遣期間の終了後に街中でばったり会って、「教えてほしい」と。

私は彼女をただの同僚としか見ていなかったし、「お礼は〇〇の形でさせて下さい」でもない。当然その時間は私の時間を提供しなければいけないのに、厚かましくない?

はっきり言って、私にはメリットゼロ。

しかも、1年に1度くらいしか顔を合わすこともないのに(それも毎回偶然)、「スクールに行ってみたら?」と遠回しに断っても「だって高いし」

「じゃあ、本を買って学習してみたら?」と勧めても「よくわからないし」

この攻防、数年単位でしているんです。。。

さすがに辟易して、今は思い切って着信拒否にしてますけれど。

薄々「Excel教えて」というのは口実で、本音は友達付き合いをしてほしいのだろうと感じていますが、それにしても図々しすぎない?

適正価格は自分で決めたい

この一件以降、「自分をバーゲンセールのように安売りするのはやめよう」と決意しました。
別に自分がすごく高い価値があるとは思っていませんが、安売りすると相手をつけあがらせることもあるというのを、身を持って学んだわけです(苦笑)。そもそも、「喜んで教えるよ」なんて一言も言っていませんが。

そのような経験があるものだから、noteで自分の適正価格を決められる人は本当にすごいと思います。

他にも趣味の一つの作品を、「それメルカリで売ってみたら?」などと言われたこともあるけれど、「儲けを出すこと」だけをクリエイティブ活動の目的にしたら、少なくても私の場合は苦痛しか残らないだろうと思う。

もちろん、「スキなだけ」でお金を生み出すことは出来ないけれど、少なくても「何が自分の適正価格なのか」の主導権だけは、自分で握り続けたい。

多分、家庭教師の依頼を受けていたときは、自分で自分の適正価格を決められていたから、それほど金額が大きくなくても、後悔していなかったのでしょうね。

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以上、今回は「自分のスキルに対価をつける件」について語ってみました。

自分で価格設定をする基準は、「時間」とか「市場価格」とか色々な方法があるとは思うけれど、やっぱり「経験を積みたいのでタダでもやらせて下さい」の手法で依頼を受けるのだけは、本当に止めたほうがいいと思います。

私自身が「文字単価0.1円」案件に挑戦していた期間が結構長かったので、偉そうに語れる身分ではないのですが、やるとしても期限や条件付きにしないと、金銭的にきついだけでなく、創作のモチベーションが維持しにくくなります。

もちろん、付加価値をつけて相手を納得させられるかは自分の努力次第ですが、「タダでもやらせて」は、双方にメリットがありそうで実はメリットが薄いというお話でした。

これまで数々のサポートをいただきまして、誠にありがとうございます。 いただきましたサポートは、書籍購入及び地元での取材費に充てさせていただいております。 皆様のご厚情に感謝するとともに、さらに精進していく所存でございます。