お茶飲んでホワイトラビット読んだよ。

おはようございます。最近、駅で特殊詐欺の注意喚起とか受け子辞めようみたいなのが多いんですが、流行ってるんですかね。個人的には「受け子は捕まる役です」って文言が割と強くて好きです。

さてさて、お茶って美味しいですよね。というのも最近、あんまり夜はカフェイン取らない方が良いって事で、ノンカフェインのお茶に凝ってまして。はじめはルイボスティーとかハーブティーとか黒豆茶みたいな、一般的なノンカフェインティーを飲んでたんですけど、どうせだし他にも色々探してみたんです。んで、今ハマってるのが甜茶(てんちゃ)っていうお茶で中国のお茶なんですけど、甘くて美味しいんですよこれが。甘茶とかにちょっと似てる感じですが、それよりちょっと癖が強くて僕はすっごい好きです。人によって好みが分かれるかもしれないですが、一度飲んでみる事をお勧めします。ポリフェノールも豊富で健康的らいしですし。

あと、昨日、伊坂幸太郎先生のホワイトラビットを読みました。昔から伊坂先生が好きだったんですが、最近はあまり読んでなくてここ数年の作品も追ってなかったのでドキドキしながら読みました。
 途中までは、「流石の巧さで読み易く惹きつけられる所はあるんですが、正直ちょっとがっかりな作品かな」って感じでした。昔読んだオーデュボンの祈りとか死神の精度とか魔王とか、すげー好きだったんで、なんかこう弱いというか悪い意味で普通みたいな、才能って枯渇していくんでしょうかみたいな事を考えてました。でも、あるシーンからぐるっと物語が回転するですね。ネタバレなんで詳しくは言いませんが、読んだ人なら分かると思います。あの紙を拾うシーンです。そっかは広がった風呂敷がパキパキパキと畳まれていって、ああ今伊坂先生の小説読んでるって感じましたね。んで、いろいろあったなってのが最終的な感想です。

伊坂先生の凄さって、伏線を張る時、それと気付かないうちに終わってる所だと思うんですよね。それ単体だと見逃してしまう様な、それでいて回収された瞬間に意識されるみたいな、とっても良質な伏線です。その伏線が小気味良い文体とともに、大小入り混じって波状攻撃を仕掛けてくるのでこっちはもうタジタジです。
 なんか、最近、京極夏彦先生とか清流院流水先生とか、とりあえず話がブワッと広がって最後ぎゅっと絞るみたいな、エネルギーがとにかくすごい小説ばっか読んでたんで、伊坂先生の切れ味の鋭さは久々に心地良かったです。ただ、それでもやっぱり昔の作品の方が好きだって思うのは思い出補正ですかね。

なんか、やっぱり読書って人生とぶつけて楽しむものだと思うんですが、その人生がもう結構読書経験の連続なんで読書と読書がぶつかってもう読読書になっちゃってます。ではでは、貴方と私の素敵な今日に。

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