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猪は餌が無いから山里へ降りて来る、はウソ

今年の正月は、福島の祖母宅へ2泊、栃木県は那須市のペンション「イグアナの森」さんへ1泊して参りました。

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いましたイグアナ。全長1メートルはありました。草食で小松菜8束くらいは食べるそうです。かわいい。

他にも爬虫類が6種類ほどおりました。まるで動物園で子供たちも大興奮でございました。

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この冬は暖冬で、雪も積もっておらず東北自動車道も那須近郊の一般道も凍結もなく走りやすかったです。

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夕食はジビエ料理を頂きました。タイトルにあるように、テレビでよく聞く「猪が餌が無く山を降りて市街地に現れた」という情報は正しく無いそうです。

ペンションオーナーの話によると、寮仲間のあいだでは猪も山菜等も減っていない事が分かっており、猪は単に縄張り争いに敗れて居住区域を追われた結果、山を降りてきているそう。

報道内容の正確性の無さに猟師の皆様は呆れられているそうです。マス社会の闇がこんなところにも。

また、このペンションのジビエは北海道や広島から材料を得ているそうです。地元の食材は未だ福島原発事故の影響で放射線濃度が高く食べられない状況が続いています。

猟師も狩猟こそすれ、あくまで害獣駆除として役所に獲物を買い取ってもらうのみだそうです。放射能検査等も費用がかかるので結局割りに合わず、捌く事もすくないらしい。私の故郷を破壊した原発事故ですが、風評被害ではない真の害が、深く関わりのなかったジビエ業界の流行を疎外することに繋がっていることを知り、深い溜息。

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帰りは初の那須サファリパーク。園内でレンタカーを借りられます。自分で運転されたい場合は絶対レンタカーがいいです。草食動物がサイドミラーをガッシガシかじってきます。窓もべろんべろんに舐められます。

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雪がちらつく中でしたが、車内から直近で動物に触れ合えたので子供たちも楽しそうでした。

ぐるりと園内を回った後は、ふれあい広場的なスペースでウサギやヤギに餌をあげてのんびり退散致しました。

東北自動車道は元旦の下り、1/4の上りともに渋滞もなくストレスのない旅でございました。

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