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エッセイと写真と散文と

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#育児

与えることと、言い訳をしないこと

与えることと、言い訳をしないこと

風呂に入りながら、長男と次男の話を聞いていると、何やら今日もおもちゃの取り合いで喧嘩してしまったそうである。

せっかくなので色々教えたいなと思い、二つのことを伝えた。

ひとつは、与えること。何かをしてもらうばかりではなくて、何かをしてあげることばかりを考えなさい。

ふたつは、言い訳をしないこと。「だって」「でも」と言いたくなるけど、ぐっと我慢しなさい。潔く謝って、相手のことを気遣いなさい。

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愛するとは自立させることである

愛するとは自立させることである

「ほんとうに人を愛するとは、その人が一人でいても、生きていけるようにしてあげることだ」。

昭和の小説家・エッセイストである三浦綾子の言葉だ。

恋人だけではなく、師弟関係でも、上司部下の関係でもこの考えは当てはまると思う。

そして育児でも。

我が家は男の子二人の兄弟なのだが、長男が生まれた頃から、自分が子供にとってどう見られているのか、を強く意識してきた。

子供にとって親というのは一つの基

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お掃除とマキビシトラップ

お掃除とマキビシトラップ

部屋が汚いなぁと思ったらぜひ、今すぐこの2つに取り掛かると良いです。

(1)友人を自宅に招く
(2)この動画を見る

https://youtu.be/-M0j2wkWfYM

結論、以上です。

さて。

ちょうど我が家にも休日お客様が見えるとのことで、先週は掃除週間になりまして。

我が家は、子供が2人いるのですが、問題はなんと言っても物が多いこと。

油断するとそれらは床を覆い尽くすほど散

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こども先生と「人を動かす」

こども先生と「人を動かす」

こんなに多くのことを長いことかけて、しかも無償で教えてくれる先生もいないだろう。

僕の子供たちのことだ。

先日6歳になった次男はこんなことを教えてくれた。

「お仕事のコツはね、ずーっと続けることだよ」

どこで覚えたのか、はたまた思い付いたのか、保育園で先生が言っていたのかわからないが、最近繰り返しこんなことを教えてくれるようになった。

保育園に送ってお別れするときに、「お仕事がんばってね

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写真屋さんの子供を惹きつけるテクニックを育児に取り入れよう

写真屋さんの子供を惹きつけるテクニックを育児に取り入れよう

子供は大人に合わせてくれない普段の育児で思うのが、子供は基本的に大人の都合に合わせてくれないということ。

基本的に、というのは、物心ついてくると、空気を読んでくれて都合を考えてくれるようになるものの、9歳とか10歳あたりじゃないとなかなか難しい。

そこに期待するのは良くないとも思います。

あくまで前提として、子供は自由。大人の都合は無視するもの。そう捉えておくと幾分気持ちが楽です。

「期待

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子どもたちのやる気が眩しい四月

子どもたちのやる気が眩しい四月

四月。

子供たちは一つ上の学年に上がる。長男は3年生になり、次男は保育園の年長さんだ。

春休み中の長男は学童保育に通っている。昨年の春にすぐ隣の家に引っ越してきた女の子が同じ学童に通うので、その子の様子を見ておいてねと頼むと「わかってるよ」と頼もしい返事。

帰ってきた長男に様子を聞くと、「大丈夫そうだったよ」とのこと。すっかり大人びてしまった。

次男は、保育園で年長さんになった。

通って

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とある家庭の諸問題と、東北人の粘り強さ

とある家庭の諸問題と、東北人の粘り強さ

粘り強さと我慢強さを特性として持っている普通なら、諦めるだろうというような事も、結果が出るまでしつこく納得いくまでやり続けるというのが、東北人の粘り強さと我慢強さだと思っている。

これは自分が福島生まれだというだけで、特にそういった根拠を示す出来事があったわけでもなんでもないのだが、「東北人の粘り強さと我慢強さ」というワードは無条件に信用している。

自分にもその力があるのだと信じている。

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家族の食卓が教えてくれるもの

家族の食卓が教えてくれるもの

素敵なツイートを見かけて、共感のRTをさせて頂きました。

この方の旦那さんが昔虐待を受けてらして、食事が一番きつかったそうです。食事の後のなんとなしのひとこと「腹いっぱいや。幸せやな」というセリフが、その生い立ちをご存じの奥様にはとても嬉しかったそうです。

家族の食卓は、人にとって安心を与えるもの。そしてその安心が礎となって、人を幸せにするのですね。

共働きで殺伐とした我が家の食卓も見直さな

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暴れん坊将軍(5さい)

暴れん坊将軍(5さい)

我が家の次男は気分屋さんだ。朝の起こし方がミソで、寝起きで楽しくないとその後2時間ばかし不機嫌がつづく。

AM7:30

今日は何が原因だったか、寝起きが悪く、食事前にアイスを食べようとし、注意されたところ物を投げ、私を蹴りまくり叩きまくりで暴れる始末。

長男が以前作った木目細工の細かなプロペラ飛行機の芸術品を、文字通り千切っては投げ、思い出とともに破壊したかと思いきや。

ソファカバーを剥が

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【育児】小学生との向き合い方

【育児】小学生との向き合い方

8歳の長男に伝えたことをまとめておこうと思う。この言い方が正しいかも分からないし、もっと良い言い方もあるのかもしれないけれど、事実このように息子に話している。

そしてこれらはほとんど会社のメンバーにも伝えていることだ。社会人としてのメンタルコントロールをそのまま育児に利用している。子供だって1人の人間だし、丁寧に説明すると分かってくれる。

高圧的なしつけで抑制するよりも、こういったまずは基本的

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承認と感謝の言葉で子供のこころを育てます【子育て】

承認と感謝の言葉で子供のこころを育てます【子育て】

うちの子は泣き虫うちの子はすぐ泣く。

もうじき8歳になるが、他の子よりビビりであり、他の子より傷つきやすいハートの持ち主だ。

少しでも冷たい言葉で叱ると、ちょっと一回我慢するのだが、やっぱり大声で泣き出す。

抱きしめて謝るしかない。こちらの配慮が足りていないのだ。ごめんね、と抱きしめるしかない。

子供の心の成長は承認することもし子供がいるご家庭であれば、とにかく承認することを肝に銘じよう。

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ひみつきち

ひみつきち

うちの長男7歳が秘密基地を作り始めた。

こっそりとっておいた段ボールやら木材やらでデカいものを工作中だ。どうして男の子は秘密基地を作りたがるんだろう。

ただ、時代っ子だなぁと感じさせるのは、秘密基地のモチーフがYoutubeでみたマインクラフトのプレイ動画であるということ。

ツルハシで地下を掘りたい!とか、セキュリティを作る!とか仮想世界でないと無理じゃないそれ・・・という内容をリクエストし

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他人の人生を生きる時間があなたにはあるのか

他人の人生を生きる時間があなたにはあるのか

ある夜、子供が泣きながら起きて来た。

パパが死ぬ夢を見たと言う。

有難いことに息子に気に入られているようで、今のところ明日あたりに死んだら泣いて頂けそうである。

「パパは死にません。これからもたくさん君たちと遊ぶし、誰も作ったことのない機械を作るつもり。」明日は何をして遊ぼうかと、話を変えてなだめて寝かしつけた。

おや、そう言うつもりだったかと自分のセリフを自分で意外に思った。そう言えばや

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働き方改革と有給休暇取得義務の謎

働き方改革と有給休暇取得義務の謎

伝え方がなんて下手くそなんだろう。

東京オリンピックのボランティア募集や、マイナンバーカードのCMを見るたびに思っていたが、中でも酷いのは厚生労働省の働き方改革対応だ。

一般家庭や中小企業に理解を得るための広告戦略が無いので、世の中的にはなんのこっちゃである。

税金でインフルエンサーとコラボの上で、動画サイトやSNSなどの発信を続ければ理解は得られただろうに、そう言った時流に乗った戦略には疎

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