4487 スペースマーケット3Q決算

3Q時点で昨年の取扱高を超過。昨年はコロナの影響で2Q以降凹んでいたことが大きいですが、一昨年の取扱高も超過することが確実です。4Q偏重ということを加味すれば非常に順調だと思います。

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業績をけん引しているのは少人数(4人以下)利用と東京都以外のエリアでの利用。つまり、スペースマーケットはコロナの逆風に打ち勝っているというよりは、逆にコロナを追い風にして成長している側面があるということで、これが今後の展開を読むことを難しくしています。

少なくとも個人的にはこの銘柄はアフターコロナで業績が伸びるという認識でしたが、コロナが収束したとしてすぐに大人数での利用が戻ってくるのか?というのは未知数です。未だに業績がどん底の旅行や旅客関係と違い、コロナ前とは少し形を変えて業績を伸ばしています。

単純に少人数利用の伸びに加えて大人数の利用も復活して大成長を遂げるという考え方もできなくはないですが、コロナが落ち着いて以前のようなレンタルスペースの利用の仕方をするものでしょうか?個人的にスペースシェアをしたことがないのでよくわかりません。緊急事態宣言が明けて遠出しやすくなった状況であれば、近場で気軽にスペースを借りるよりも、少し遠くに旅行する気がしていて、取扱高は一時的に減速するような気がしています。3Q時点での進捗率は例年に比べて若干高くなっていますが、大きく上振れることはなさそうかな、と思っています。

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とはいえ、コロナド逆風だった事業を販管費を抑えて利益を確保しながら再び成長軌道に乗せた企業ですのでホールド継続です。4Qも順調な決算を出して、来期以降も成長するような見通しを出してくれるなら長期口座に移行させたい銘柄です。

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