母の日に想うこと

そうか、今日は母の日だったなぁ。RADWIMPSの野田洋次郎さんのツイートを見て、ふと思い出した。

こんなタイミングで身体を壊してしまい、母には申し訳無さでいっぱいだ。でも、昨日の夕食の間に、今の自分の状況をじっくりと話すことが出来た。

話は遡るが、倒れてしまった翌日の夜、元々口下手だった私は、今の想いをLINEのメッセージで文章にして送ることにした。何度も何度も言葉を選んで、書いては消して、書いては消してを繰り返しながら、何とか形になったものを送信した。その送った文面を、書ける範囲でここに記そうと思う。

「上手く言葉で表現できないから、LINEで送ります。心配ばかりかけて本当にごめんなさい。それなのに、いつも支えてくれているのに、なかなか感謝の想いを上手く伝えられなくてごめん。本当に感謝しています。ありがとう。実は、お母さんに心配を掛けたくない思いから、今の事業所でのしんどさを我慢して隠していました。だから、かなり驚かせてしまったかもしれません。反省しています。今日、就労支援者とzoom面談しました。結論から言うと、『一ヶ月間、籍を置いた状態で休む。その間に次の道を探す。』要は、籍は残した状態で、一ヶ月間時間稼ぎをする、という作戦です。もしかしたら、体調が回復したら戻りたくなるかもしれない。それならば、一ヶ月後に戻ればいいし、もし仮に体調が回復しても、復職が難しそうなら、時間稼ぎの一ヶ月の間に、次の居場所を探して、体験・実習が出来る。そうすることによって、ダメージを最小限にできるのです。市役所の方にも電話をして、その方針は伝えました。なので、少し立ち止まってしまいますが、一歩一歩前へ進めるように努力します。しんどいながらも、少しずつ前に向かって動いているから、それだけは安心して欲しい。ちゃんと生きるからね。」

以上が、母に送った文章である。かなり長文になってしまったが、それでもちゃんと読んでくれていた。

そして話は戻るが、昨日の夕食の時、母の第一声はこうだった。「我慢する必要なんて無いよ。次の居場所を探せばいい。無理してあんな事業所に拘る必要は無いよ」という温かい言葉だった。そして、改めて自分なりの言葉で、あの事業所で起きた出来事をありのまま全て話した。吐き出すことが出来た。そして母も、私の退職の意思を理解してくれた。「こんな場所さっさと辞めればいい。次に向かって動けるようになるために、今はしっかり休めばいい」そう言ってくれた。嬉しさと同時に申し訳無さも感じたが、やっと母に全て打ち明けることが出来たという安心感が非常に大きかった。

やはり、無理をしてはいけないな、と痛感させられたし、それよりも、これ以上、母を心配させないようにするためには、どうすればよいかを考え直す必要があるなと再認識させられた。一人では答えを見出すことは難しいけれど、色んな人と話すことで、少しずつ答えを見つけていきたいな、と思っている。

本当に不器用で、口下手で、限界まで無理をしてしまうような、ダメダメな私を、ここまで支えてくれている母には、心から感謝しているし、とにかく早く元気になって、安心して働くことが出来る職場を見つけて、母を少しでも安心させたいという気持ちでいっぱいだ。

だから、後ろを向いている場合ではない。そう強く思った。前を向いて、しっかり生きることが最大の親孝行なのかもしれない。この歳になって、ようやく気付くことが出来た。

お母さん、いつもありがとう。

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