楽観と悲観、善悪と対比したトランプ氏(WEF参照)

「・・・悲観主義を信じてはいけない・・・」とのこと。警告は必要ないとの見解。「楽観だけが必要」と聞き取れる内容。

極端に理解すれば「警告・悲観は悪で、楽観が善」と解釈できるスピーチでした。延々と達成事項を述べられたことについては、ここで書きません。

”楽観” の途中経過や結果を科学的に計測・分析すれば、その先に何が起こるかは予想ができます。トランプ氏は、過去の悲観予想と比べて今日の ”楽観” による達成事項を述べられました。たしかに、経済において ”悲観” は大敵でしょう。「景気は気から」と申します。ですが、真の大敵は「今、足元で起こっていること」を認知しない所作にあるのだと思うのです。科学的な計測・分析による現状の ”カイゼン点” は何であるのか、これらを探索する行為を蔑ろにすれば ”将来の重大な課題” を見逃し、今からできる機会を逸することになるでしょう。

トランプ氏は「悲観だけを述べ立て恐怖を煽る輩」を批判したのだろうと思います。WEFは科学的な根拠を示しながら世界経済を語る場ですから、論点・争点をしっかり認知していただき、今できることを念頭に世界のリーダーとして活動してほしいと願っています。


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