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うん?欧米日沈んで中国優位

何のことかと申しますと、食料調達による安全保障のこと。

ちらほらと記事を読みますが、食料調達に黙々と汗を流す中国。中国の歴史の中で「食えない政治」は倒れること多し。

経済全般が芳しい成績を収めないとすれば、「食うには困らない政治」を目指すことになります。

14億の食糧調達は何を引き起こすか。物流が滞っている欧米と日本。そこへ食料価格がじんわり上がってくる。

天候不順の地理的領域が食料原産と重なるとくれば、さらに食料価格を引き上げていきます。

おっとり刀で「国内自給率向上」を唱えても、すぐには市場に反映されない。輸入を増やそうにも "ない袖(食料)" は振れない。食料難で日が沈む。

発展途上国への融資外交で中国優位が続きます。それは、「食料や産業用原料の確保」のための外交。食料難の時代に功を奏します。

食料の囲い込みに成功する中国。相対的に欧米日は混乱を深めていき、経済全体への悪影響が出てくるでしょう。FRBの動きも複雑化する。それにともなって市場も荒れる。

基軸通貨が "ドルから元へ" 大きくかじを取る・・・のは、大妄想でしかありませんが、本当に可能性はないのか。食料難から逆算すると、今年にその可能性の始まりの予感があるのです。

「そもそも、食料難などあるはずもない。いいかげんにしろ!」と、おしかりを受けます。でも、ほんとうにそうなんですか?

#日経COMEMO #NIKKEI

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