Xデザイン学校大阪分校2019ベーシックコース #07 ペーパープロトタイピング

Xデザイン学校第7回目のレポートです。
冒頭の講義ではMaaSの事例として台湾のgogoroが紹介されました。興味深い事例だったので少しメモしておきます。
gogoroは2011年創業の電動スクーターメーカーで、スクーター版のテスラとも言われているそう。車体販売だけでなく、利用者がバッテリーを交換できるスタンドを台湾内に1200台以上設置しています。ユーザーは車体購入と別に会費を払ってスタンドを利用するサブスクリプション方式のモデルが採用されています。日本では、石垣島でレンタル方式のシェアリングサービスとして導入され、2018年のグッドデザイン賞金賞にも選ばれていました。
台湾ではスクーターの排出ガスによる大気汚染が問題となっており、台湾政府が電動スクーターの購入に補助金を支出しているそうです。またスタンドの設置にも政府が積極的に協力してることや、スクーター利用の多い文化がこのサービスの発展を後押ししているようです。
同社は今後、スマートシティのための電力プラットフォームとなり、廃棄ガスのないエコ社会の実現を目指すというビジョンを掲げています。車体生産はヤマハなどバイクメーカーと協力し、スタンド運用も他社と組むことで、サービスの展開をスムーズに進めているそうです。講義の中で、サービスを実現していくためには、そうした「ビジョン」と「実行力」が重要という話がありました。

ワークショップでは前回のアクティビティシナリオに基づいて、ストーリーボードとワイヤーフレーム、画面遷移図に取り組みました。
利用シーンを簡単な絵コンテと文章でまとめ、サービスとのタッチポイントを大まかなワイヤーフレームで書き出します。遷移図に展開すると、全体の構造やつながりが俯瞰して見え、現状のサービスの欠点など反省点も見つかりました。UXのフローが甘く、つながりで曖昧な部分もよく分かります。そもそもこのサービスはアプリ以外に、ハードのデバイス開発も必要になるため、その難しさも大きいと感じました。

私たちのチームではユーザーのニーズを限定的に捉えていたため、利用シーンやコンテンツがかなりシンプルな構造になってしまいました。ピンポイントに役立っても、そのためにデバイスの購入をしてもらうのは厳しいかもしれません。子育て中の親をターゲットにしていましたが、ニーズのより上位概念を探って子供の健康や生活を考えたり、はたまた子育てする親自身が楽しめることや、子育て環境を考えたり、または対象を例えば幼稚園などに広げても良かったかもしれません。どんな価値を提供するかを決めるバリューシナリオの段階で、もう少しゆとりを持った価値を設定した方が良かった。How might weなどの問いもそうですが、適度にアイデアが広がりやすい粒度に設定することが重要だなと思いました。講義でも、そのあたりのバリューやアクティビティのシナリオが上手く作れると、インタラクションや実装は色々と応用して使えるので良いという話がありました。

なんとなくサービス設計の全体像がつかめてきたところで、この後はより詳細な画面設計を詰めて行きます。次回もなんとか頑張って取り組んで行きたいと思います。

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