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【住み開きという新しい暮らし方】ギルドハウス十日町

エピソード3【住み開きという新しい概念の暮らし方】

軽バンで日本全国面白い場所、人を巡る旅。

予定を決めず流れに身を任せ、ご縁が紡いでくれる場所を住むように旅をする車中泊旅🚐

そこで出会った言葉や気付きを紹介してます。


今回のおもろい場所は新潟県の十日町にある「ギルドハウス十日町」。


ここへ行く気ことになったきっかけは、軽トラの荷台に家を建て、日本全国を旅してるモバイルハウスの先駆者で、私も村民である移動民族型の村「モバイルハウスヴィレッジぼちぼち」の発起人のナルさんに新潟いるならここがオススメっ!と教えてくれました!


2階建ての木造の大きい古民家を改装し、ここはゲストハウスでもシェアハウスでも、コワーキングスペースでもない。自分も生活しながら住まいを開く「住み開き」という暮らしを子供一人の3人家族で暮らしている。

ここでおもしろいのはあくまで持続可能な自分達の生活の上で開いている「場」が成立しているところ


なんだその新しい暮らし方は!!!

多様な選択肢の増えそうなポテンシャルのある仕組みだなと興味深い。

さっそく、具体的なギルドハウスのシステムを紹介!一応、家賃と呼ばれるものは25000円/月で食事、光熱費込みで一人部屋を借りれるという。

はるさんはそれを家賃といわず、家族(住人含む)全員で1つの家計を支えあっているという。

例えるなら友蔵スタイル!!!w

朝と夜食は当番制でハルさんの奥様と一緒に作るやり方になっている。


多い時は11人と住んで、今は国籍問わず、旅人や、シングルマザーなど様々な旅人が毎日のように訪れるという。

滞在者の中にはもう3年住んでる人もいる。

色んな状況の人が集まるコミュニティ。ここでは旅人と呼ばず、「冒険者」という言葉を使う。

仲間が集まって経験へてレベルアップして旅立てる場所でありたいと思いで、冒険者と呼ぶようにしているという。

5年前のオープンから口コミだけで、のべ8400人の「冒険者」がギルドハウスに訪れている。


【ギルドハウスを始めたきっかけ】

3.11 の震災をきっかけに、このまま人生のほとんどの時間を仕事に費やしてせわしなく働く事が果たして本当の幸せなのか?会社での働き方への疑問を感じた。

そんな不安から、当時20年働いて、重役としてバリバリやってたITの会社から40歳で脱サラを決意し、「自分がしたい働き方とはなにか」を探すため、2012年に思い切ってフリーランスへ転身をした。

特に40歳で飛びこめるのがすごい!!笑


幸いIT業界でパソコンがあればどこでも仕事ができるのど現場での経験は長かった為、フリーランスの仕事は順調。


会社では毎日時間いっぱいに働いてた環境から、一人で、時間もセルフコントロールできる働き方にとても満足していた。

ただ、ある時、カフェで一人で作業している事がだんだんと孤独を感じてきたという。

「会社での何気ない会話の時間って大切だったんだなあ。」

そんな時、ハルさんの友人が6年前の当時はまだ浸透したなかったコワーキングスペースというのがあるよ!と聞き、長野にある「ハナラボ」という共有ワークスペースに行った事ではるさんの働き方の探求に大きく影響を与えるきっかけとなった!


コワーキングスペース(共に仕事をする場)は会社とは違い、他業種な個人事業主が多く、みんな何かの目標に向かってポジティブな雰囲気や、個人ならではの不安を共有できる仲間もできるような場所。


仕事の利害関係からの入口ではなく、人との信頼から仕事に繋がる偶発的な仕事が生まれる環境がすごく心地好かったそう。


そこから人との繋がり、展開が楽しすぎてその足でそのまま、3年間働きながら、全国のコワーキングスペースを巡る旅を始めた。


余生の理想の働き方を求めて40歳で思い切って独立し、3年かけて見つけた、自由度と人との繋がりの中での仕事。これか自分のしたかった「理想の働き方」だと気付いたという。


【多様な共有空間】


全国のコワーキングをさすらいながら仕事をしていると、同時に全国のシェアハウスやゲストハウスに泊まる機会も増えた。

現代社会の「各」での暮らし方ではなく、様々な「コミュニティの暮らし方」に出会い、だんだんと自分の場が欲しくなってきたという。

理想の働き方の環境を作り、様々なコミュニティに触れ、次は暮らし方について考えるようになった。


「死ぬまで楽しく暮らすにはどうするか」

「自分の住まいを楽しくしたい!!」

あくまで持続可能な自分達の住まいを開き、そこでおもろい人と一緒に暮らせたら余生が楽しくなりそうという所からギルドハウスが生まれた。


【ソーシャルな隠居】


「隠居」のイメージは定年を超えた退職者が、社会から離れ田舎でひっそりと暮らすイメージがあるが、ハルさんの隠居はソーシャルな隠居だ!という。


江戸時代では隠居の捉え方が現代と少し違っていた。

いままで会社の為に尽くしていた時間を隠居生活では、余生を今度は自分ために社会的な繋がりを広げていける事が隠居の共通認識だったという。


すごく素敵やー!!定年からまた新たな自分の人生が始まるというポジティブな考え方で使われていた。



【どういう人が住んでいる?】


もえさん。


食が大好きで、スーパーで16年勤務してたけど、仕事に毎日追われ、せわしなく人生の時間が過ぎていくのがなんなのかわからなくなった。

好きで始めた食もやらされてる感でモチベも上がらず、ズルズル行きたくなかったので、思い切って次の仕事も考えず脱サラを決意。


今はバイトで生きていける分のお金だけ稼いで仕事に費やす時間を自分のやりたい事に存分に使ってる。


「正社員じゃないといけないってずっと思ってた。でも、飛び出してみると結構心地好かった。」

【ギルドハウスで頂いた言葉達】

✳「自分で何かやるのも心からの「好き」と「楽しい

を忘れちゃいけない」


✳「シンプルにすればするほど楽に生きられる」


フリーランスに転身した時

✳「なにができます!は言ったもんがち」 そっから背水の陣に自分を追い込み磨いてく!

✳「肩書きは何回変えてもいい」

✳「自分の心がザワつく方をフォローし続ける。今は脈略が無いと思っていても、いつか一本の共通点が見えてくる」

住み開きの概念、コワーキングスペースの理解などない時に行動してたはるさんは、周りから「脈略がない」と思われてた。それでもはるさんは常に心がざわつく方に常に舵を切ってた。

そしたらある時にふとした瞬間「一本の共通点が見えてくる」

✳「日常編集家 」

結局日常をどれだけ楽しく自分で編集できるか。

場巡りは海外留学と同んなじ感覚。日本のコミュニティに留学し人と出会い、気付く感覚は私の留学経験と同じような影響があるなと思いました。

今コロナでワーホリ行けなくなった人や暮らし方に興味ある人はぜひ時間作ってこういう素敵な場所に足を運んでほしい。

夜の11時までハルさんと晩酌しお子さんのハルくんを寝かす為就寝。パパとしてもとてもほっこりする幸せそうな暮らしが見られました😁

今回も素敵な人、言葉に出会いに感謝で幸せな時間でしたー!

次回episode 2【生業との出会い】


会社に依存せず、自分の好きで程よく稼ぐには?旅に必要な手に職をつけるとは。

私の課題でもある、自分の好き、得意を生業として表現したいという事を話したらハルさんに紹介してもらったトゥルーシー茶を栽培しブランドを作って販売している嶋村さんへ会いに行きました。

トゥルーシー茶はインドでは薬として飲まれてるハーブ茶です。

実際収穫のお手伝いしながらなぜこれを生業としてやってこうと決めたのかを聞いてきました!

たくさんヒントをいただきました!!

次もお楽しみにぃーー!😁