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秋ドラマを一気見しました。

溜まりに溜まってたドラマを見始めて、先週頃からようやく追いつきリアタイし始めました。

まずは約二ヵ月ほど溜めていた「鎌倉殿の13人」
これは私のよくない癖なんですが、ここまで溜め込んでしまうと、視聴スイッチが入るまでが長い。コンサートや舞台の円盤も同じで、買って満足してしまうところがあるんです。
ドラマの場合、満足とはちょっと違うんですけど、再生ボタンを押すまでに時間がかかってしまうのです。 あれ、なんとかしたい。

で、つい最近やっと追いかけ始めたんですけど、面白すぎて一気に見てしまいました。9話分くらいありましたが、数日かけて一気に。
一話一話がしっかり面白いうえに繋げて見るとより面白くて、つづきが気になって仕方がないんです。つまらない回がない。戦うシーンは華やかで目も引くし、陰謀が渦巻くシーンには緊張感があって、総じて目が離せない。

役者さんもめちゃくちゃいいんです。
上手いし、巧い。
ただ強い、すごい、ひどいだけではなく、脆さや迷いといった人間みが垣間見える度に感情が揺らいでしまうからこそ、退場してしまう瞬間がしんどい。床に這って文字の練習をしていた上総介のことを思い出すと今でも泣きそうになるし、もう何度しんどい想いをしたことか・・・(笑)

残りわずかですが、不穏な空気は晴れるどころかますます色濃くなっていくばかりで、果たしてどこに着地するんだろう。
義時の最後(最期)、泰時の未来はどうなるのか。
終わることの寂しさを抱えながら、物語の行く末を固唾を飲んで見守ります。


それから「Silent」
今書いてる時点でまだ数話残っていますが、これもつづきが気になってしまう。
特に音の使い方が秀逸で、効果として必要な音以外ほとんどが無音。
だからこそより見入ってしまうし、粒子の細かさまで伝わってくるような繊細さで、見惚れてしまいます。 

忘れられないのは1話で手話教室の講師をしている春尾(風間俊介)に「人が良さそう」と言った湊斗(鈴鹿央士)への返し。

「そういう刷り込みがある」
「手話、耳が聞こえない、障がい者、それに携わる仕事、奉仕の心、優しい、思いやりがある。絶対いい人なんだろうなって勝手に思い込むんですよ。ヘラヘラ生きている聴者の皆さんは」
 

これにはグサッとやられました。
悪気はなくとも、無意識のうちに聞こえない人とラインを引いて「かわいそう」だと差別して、助ける人たちを「いい人」と差別していたんだと痛感。
ただ感動して泣ける。だけで終わらせていいのかと考えてしまう作品です。



あとはリアタイしている「エルピス」「拾われた男」「ファーストペンギン」「舞いあがれ!」かな、今期見ているドラマは。
放送は終わったけど、WOWOWでやってた「シャイロックの子供たち」も面白かった!


ほとんどのドラマが折り返し、というかほぼ終盤に差し掛かっていますが、引き続き楽しみたいと思います。


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