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万葉集 言霊の幸はふ国

【神代より 言(い)ひ伝(つ)て来(く)らく そらみつ 倭(やまと)の国は 皇神(すめがみ)の 厳(いつく)しき国 言霊(ことだま)の 幸(さき)はふ国と 語り継(つ)ぎ 言ひ継かひけり(後略)】万葉集 好去好来(かうきよかうらい)の歌 山上憶良

*神の御代より言い伝え来ることには、空に満ちる大和の国は、神である天皇の統治される厳しき国で、言霊の幸ある国と語り継ぎ、言い継いで来た。・・・

この歌は山上憶良が遣唐使として唐へ渡る丹比広成(たぢひのひろなり)に贈った送別歌です。

「好去(かうきよ)」は、「遊仙窟(唐の小説)」などにある別れの言葉。「好来(かうらい)」は、無事に帰る意味で、題詞の好去好来(かうきよかうらい)はこの二つの言葉を組み合わせ 元気でいってらっしゃい 元気で戻ってらっしゃい。

万葉集の中でもお気に入りの1首です。
白駒 妃登美 (Hitomi Shirakoma)さんのお導きにより
小柳左門先生の『万葉のこころ養成講座』に参加できました。
本当に素晴らしい講座で 日本の心を伝える「万葉集」の魅力に憑りつかれました。
是非また参加したいです♪

久しぶりに 白駒さんと杯をかわしました♪

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