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投げ銭システムというけどいろいろごちゃごちゃにしてない?

いまスポーツ界では

無観客試合が行われている。
そう、コロナの影響ででだ。

また、エンターテインメントの世界でも
ライブなどの無観客もしくは中止がなされている。
とても悲しいが仕方のない流れなのかなと、、、
そしてできることを考えている最中なのだと思う。
個人的には料金を再度取り、席の間隔を4つくらい開けてお金のある人だけになってしまうがそういう人だけでも経済活動を行ってもらうなど、そんなグラデーションがあってもいいようににも思う(批判もすごいと思うけど一番の課題は継続性でつぶれたら元も子もないからね)

・・・

そんななか尊敬する佐藤さんがこんな記事を書かれていた

もうこれはこれは完全同意
このタイミングでこういった記事を上げることも尊敬します、そして何よりここでスポーツを(相撲がスポーツかどうかなどは置いといてください)指定して書くことがすごいとただただ。。。

しかし、この記事の感想などで少しドネーション/ギフティングの意味をいろいろ混同していたり、システムの若干の違いがあることを理解してない人が多い(投げたことがない人が多いなぁと。語るならまず自分が投げてからいうといいと思う)気がするので少しだけ紹介しようと思う。

ちなみに僕はゲーム配信では月に1万円前後/雑談系のもので月に数千円投げるいわゆる微課金という層であるがプラットフォームをまたいで投げている数でいうとそれなりに多い方だと思う。

また今回のはあくまでまとめ情報や確固たる各種親情報にもとづくそういった類ではなく「個人的にこう思う」レベルの話なので参考程度に読んでいただければと思います。

・・・

①課金の流れの違い

投げ銭システムには大きく分けて2種類
・チャージ型
・都度課金型
があります。

・チャージ型
イチナナ/ショールームなど雑談系の流行るプラットフォームに多く
少し中毒性の高い可能性があるなぁ。。と思うのがチャージ型
お金(課金タイミング)をアプリ内の投げ銭用のアイテムに変換しそのアイテムを投げるシステムです。
例)10,000円をアプリ内通貨13,000コインに変換しそれを用いて各イベントに沿った(配信者が設定した)ギフトを投げる。

同一イベント参加の配信者同士はランキングボードに表示されるため、そのランキングで上に行くために配信を行う。ランキング上位者はアプリ内にて優位な表示をされるため新規を獲得しやすく、また、外部広告への出演機会を得るなどイベントには金銭報酬以外の報酬が設定されていることもある。
一度変換した通貨を細切れに投げる(1つ数十円程度のアイテムを100連続で投げるなど)コンボと呼ばれるような投げ銭もあり、変換したものを投げる為課金タイミングと投げるタイミングがずれている
このずれているという事実に少し中毒性が隠れているように思う。
また、課金タイミングでは100円は101ポイント10万円は20万ポイントというように一度に大量に課金する方が還元率が高く課金時はお得感で課金し、投げるときはお金の感覚の薄れた状態で投げる。

また、こちらのタイプに存在するのが無課金ユーザーにも一定の条件でポイントを稼ぎ投げ銭ができるというシステムだ。
毎日ログインや一定時間の視聴。そして、ユーザー側がとあるアイテムを投げると1分後にその配信に来てボタンを押した順にユーザーが投げたポイントを奪い合うといったような視聴者がアプリ上に広告を流すようなシステムもあるためその通知が来たらその配信に飛び数ポイントを貰う、そんなことを繰り返してポイントを稼ぎ応援したい人に投げる無課金ユーザーまでいいる。

また、配信者側に時給として最低保証的な対価を用意しているプラットフォームも存在する。

・都度課金型
Youtubeに代表される投げるたびに課金するシステムがこちら。
投げるタイミングと課金が同一であり、投げているものはあくまで現金という感覚がある。
こちらの場合、特にYoutubeを代表に言うが広告収入やスポンサー収入がメインの人が多く投げ銭に頼らずとも生活できる人ほど投げ銭を集める印象である。
また、投げ銭に頼らない人ほどもらうため投げ銭に対してリアクション文化がそこまでなく。チャージ型よりも金銭の動きに一見ドライに見える印象がある。
投げ銭のためにというよりも普段は収録動画という「編集された自分」ではない生な自分を見せる為/編集なしで動画が完成する(しかも長時間のため再生単価広告表示回数が多い)/視聴者側UI上生放送は優位に表示されるため登録者を稼ぐのに有利 などといったメリットのために行う人が多い。

②概念としての投げ銭とシステムとしての投げ銭

投げ銭という言葉を使うときに
・概念として
・システムとして
このふたつの意味が混ざっているように思う。

☆概念としては視聴者(観客)が興奮したり満足したときに投げる後払いかつ直接課金のシステムのことを投げ銭と呼ぶのだとおもう。
中でも常連/太客/コアファンと呼ばれるような、その人が見れるだけでいい、内容なんて関係ない!告知段階までのコンテンツに満足しているなどの人が一見先払いに見えるタイミングで投げるものであって。
本来は
コンテンツ→満足→投げ銭(価格自由)
というものが投げ銭という概念だと思う。
配信者側が課金してもらうためにはこの概念の方に注力していることが多い。

本来コンテンツというものそのものに対価を感じて先払いするものが資本主義の自然な、メジャーな流れであると思う(料理などにおいても支払うタイミングこそずれているが基本的にオーダーのタイミングで取引の契約が結ばれているため後払いであるが支払いの条件や支払うことは先に決まっている。)
しかし投げ銭においては投げるかもわからない観客(会場入場料などで先に払う部分も有るが)に対して先にコンテンツを出さなければならない事と、受け取り側への「見せ方」までもコンテンツの一部となることが大きな特徴といえると思う。

☆システムとは、投げ銭を行うことができるツールの話で合ってそれは先述したプラットフォームのことであり、路上ライブのハットやギターケースでありバーレスクなどのおひねり的なやつのことである。

・・・

このふたつをきちんと分けて考えなければならず、混同しているたり、システムの導入と思っている人と、概念の導入と思ってる人とでは天と地の差が出る。

日々乗る乗り物を選ぶようにツールは選ばなければならない。
投げ銭という概念を導入する程度に考えてしまうと失敗するように思う。

そう。コロナは怖いとだけ叫ぶ人のように。

というのも投げ銭までの流れなどは視聴者の年代やプラットフォームなどによってかなり適しているものが異なる。
投げ銭概念の導入の先で投げ銭システムの選定を行う必要があるということだ。

そして概念として投げ銭というものは
コンテンツ→満足→支払い
の後払いであること改めて認識しなければならない。
特に投げた後に対価を求める文化は絶対に形成してはならない。
そして今回大々的にコロナによって中止しない代わり配信するだから投げ銭してくれ
という流れが行われた、このながれはその助長となるように思う。
コンテンツを見せてもいないのに投げ銭の目標額など投げる側からすれば関係のない話だからだ。
継続のためというのは冒頭で暴論持ちいてでも述べたようにそのことそのものは批判しないし大きく賛成するが。
これからその流れをアフターコロナの世界では当たり前にしてはいけないと思うのだ。

投げ銭してね!と投げ銭できるよ!ということは違うのだ。

投げ銭して(コンテンツはまだ見せてない)は乞食と変わらない。
と言う批判すら起こるであろう。

・・・

まとめ

ここまで書いていますが簡単に言うと

投げせんにおいて困ってるから助けて
がメインでマネタイズしてはいけないんだということ
(すでにコアファンがいればいいのかもとも思う。継続が対価として十分になりたつのなら)
また投げ銭にもいろいろあるんだよということが言いたかった記事でした。

ゲームの課金と比較する人がいますが、ゲーム課金は先払いの同一対価との交換性(期待を買うも含む)なので真に一緒ではないと考えています。

投げ銭導入はほんとにほんとに賛同します!
ぜひいい形で素早く導入されることを願います。

以上久々に真面目書きました。
是非参考までにお読みいただき、賛同の場合には拡散いただければ幸いです。

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