あれから約1年…

昨年の3月下旬、人間中心設計推進機構が認定する人間中心設計専門家に認定されました。そもそも、人間中心設計ってナニ?という方も多いと思います。かなり耳慣れない言葉だと思います。。。

あれから1年が経過し現在2年目になりますが、自分の捉え方も少しづつ変遷してきているのがわかります。よって、今の視点を記しておこうと思い、この記事を書きました。

簡単にいいますと、人間中心設計(ユーザー中心設計とも言われます)とは…エンドユーザーの視点に立ち、色々なモノやコトをデザイン(設計)すためのデザインプロセス(過程)です。

UX(ユーザーエクスペリエンス、ユーザー体験)デザインっていう言葉に置き換えられることもあったりしますが、こちらは主にデザインプロセスを実現するための手法によった言葉になります。

それは誰が、どんなシーンで、対象物をどういう形で使う(体験する、行動する)のか、を想定し、そこに対する最適解を導き出す工程を踏んでいくことになります。最適解は人により異なるので、答えは一つとは限りませんし、そもそも相手の印象や反応(UX)デザインすることはできません。なので、個人的にはUXを良くする事を目的としたデザイン、Design for UXという風に解釈しています。

もともと私はWEBアクセシビリティを学び、実践してきました。WEBアクセシビリティはJIS-X8341-3(高齢者・障がい者など配慮設計指針)でJIS規格で定義されていますが、私に近いフィールドでは、人間中心設計は、JIS-Z8350(人間工学-インタラクティブシステムの人間中心設計)にて定義されています。補足ですがユーザビリティはJIS-Z8521にて定義されています。

僕は主に、WEBサイト、WEBシステム、モバイルアプリ、展示体験、インタラクティブシステムなどデジタルに関わる所がフィールドになりますが、体験はそのフィールドに限りません。

デジタルプロダクトに寄った考え方と受け取られがちですが、本来UXは普遍的な概念だと思っています。例えば、好きな子と付き合いたい、そのためのプロセスを考えることもUXのためのデザインの一つだと思いますし、挨拶もそうだと思っています、わかりやすい例で行くとプレゼンテーションなんかは正にUXのためのデザインです。

人間中心設計…ライスワーク&ライクワークからライフワークになっていきそうです。

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