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So far... これまでの人生のサマリー(FIMBA編)

GWなどもあり、だいぶサボってしまった、ノート。そして、書き始めたら結構時間がかかるから、取り掛かれなかった、今回のノート。「FIMBA」って書いてもわからないだろうけど、要はリバプール時代です。ヤフーを辞め、2014-15に通ったリバプール大学の「Football Industries MBA」の略で、FIMBAです。自分の人生の中の変革期。

FIMBAのことは以前のノートにも書いた通り、インターン先の先輩が出てたプログラムだったので知ってたんです。2008年頃。で、ヤフー編で書いたことをきっかけに行く決心をしたのはその情報を知った5年後くらい。こういうのがあると、人生で経験したことが全ていろいろ繋がってきて、不思議だと思ってしまう。

さて、人生で行ったこともないリバプール。どうやって大学にたどり着くかも知らないので、調べたんだけど、マンチェスター空港からバスとか、不慣れなことで緊張気味。夜間のバスでなんとか大学に到着したけど、あたりは真っ暗。9月なのに寒いし、自然と心細くなるよね。部屋にはマットレスとデスクくらいしかなく、これから布団やらなんやらと準備しなきゃいけない、と思うとめんどくさい気分になったw寝袋に身を包み、リバプール生活がスタート。

そもそもFIMBAに行くと決めた理由は、単純に気分転換とネットワーク拡大。ヤフーにいた頃からスポーツ界の人とのつながりもあったし、もしかしたらそのまま転職とかできたかもしれない。けど、5年半仕事して、ちょっと気分転換したかった。勉強も嫌いじゃなかったし、学生生活をもう一回してみたかった。
勉強自体はこのご時世、なんでもネットで調べられるから、特にそれが目的だったわけではなく、世界中のスポーツ(サッカー)業界で働こうと目指している同年代のやつらと繋がりたかったり、カリキュラムの中のスピーカーなどと繋がりを持ったりしたかった。現に同期でFIFAだったりクラブチームで働いているやつらもいるけど、ほとんどはスポーツと関係無い仕事をしたりしてるやつら。彼らとはこれからも繋がってくけど、いつかは偉い人になってもらって、そのコネをその時に有効活用したいと思っていますw

話しを戻して、最初のオリエンテーションのときは想定内の年間行事の説明だったり自己紹介。同期には正確に何人いたか覚えてないけど、大体30人くらい。イギリス人が一番多く、その次に中国人。あとの国籍は1〜2名って感じ。日本人は自分ともうひとり。事前にFIMBAの国内の会で知り合ってた人。最終的にみんな割と仲良くなって、一緒にサッカーをパブやスタジアムで見たり、それぞれ違うチームのファンだから罵り合ったり。勉強できない自分はテスト前に頭いいやつにめちゃくちゃ丁寧に教えてもらったり。去年も同期のメキシコ人のやつの結婚式@メキシコに行って、プチ同窓会みたいな感じになったり。ほんとにかけがえの無い仲間です。

カリキュラムのことを話しても、めちゃくちゃ長くなるので、行ってよかったと思ったこと、を書けば良いかな。

さっき話した仲間の部分が結構重要ポイントだったんだけど、その他にFIMBAのことで言ったら、「本場」で勉強できたってところかな。

日本でもサッカーやスポーツのことは勉強できただろうけど、実際にサッカーがカルチャーであるところ、そこで働く人達の話しを間近で聞けたり勉強できたことはすごいよかったと思う。米国だったらスポーツマネジメント勉強できれば最高だけど、イギリスではサッカーに絞って勉強できたのは大きい。それぞれ話す人は、サッカー界のいいとこや悪いとこを実際に肌で感じて仕事している人たちだし、授業で習ったことをすぐに近くのチームの例から見て取れることができる。そのまま仕事もそこでできたら良かったんだろうけど、ビザという難しい問題があって断念しました。結果、日本で素晴らしい仕事に就くことができたのは、本当に幸せだと思っています。で、実際その本場で学んだことはある程度活きていると思う部分もあるので、結果オーライ。

もう一つはプログラムの最後にインターンをできたこと。授業自体は9月から4月くらいまでしか無くて、そのうち12月末から1月末頃まで冬休み。だから、実際勉強してるのって半年もないんだよね。で、5月くらいになると、みんな卒論かWork Based Project(WBP)のどちらかを初めてラストスパート。卒論はそのまま何かのトピックについて書きまくるんだけど、WBPはインターンやバイトをしながら、そこで経験したことやそこで課せられた課題に関して書く、ということ。実際にそっちの方が字数とか少ないし、リサーチして書くだけじゃつまらなそうだから、自分はWBPにした。インターン先は学校もある程度協力してくれるんだけど、その候補の一つから選んだのがUniformというリバプールにあるマーケティング会社でした。
そこで自分に与えられたミッションは、会社がホワイトペーパーを作成する中で、スポーツクライアントも増やしたいから、「スポーツとテクノロジーの未来」について調べる、ということでした。元々ヤフーで働いてた事実がここに来て活かせそう、と思った。そして、自分も興味のある分野だったからね。
ということで、そこでいろいろ調べたり、アンケート作成したり、いろんな人にインタビューしたり。で、そこでのファインディングスを最終的に論文にして学校に提出。以下、自分がリサーチ協力した記事です。(まだあった!)
https://uniform.net/thinking/the-future-of-sport/

3ヶ月無給でインターンしたけど、いろんなこと学べたし、そこでの友達も増えたし。最後は無給だった代わりにギフト券2万円分くらいもらったし、いい事づくしでしたw
今いる会社も実はそこでリサーチした際にみつけて、たまたま日本の担当者を探してたから、応募したら受かった、という流れ。本当に人生何があるかわからない。タイミングだったり、いろいろなものがここでも繋がってる、と感じたよね。

長くなってきたので、最後になるけど、イギリスにしてよかったと思った点は、どこにでもすぐに安く行けるということ。1年間でたぶん10カ国以上行った。
・イギリス
・スペイン
・イタリア
・スイス
・トルコ
・ドイツ
・スロバキア
・オーストリア
・ラトビア
・アイルランド
・ポルトガル
・モロッコ
どこも大体2時間くらいで、2〜5万円でいけちゃうんだから、行くしかないよね。週末旅行ということも覚えた1年間でした。
リバプールだからロンドンもすぐいけちゃうから、ロンドンにいた友達と月1では会ってたなwやっぱり勉強ばかりではなくて、そうやって息抜きをすることも重要です。本当にいろんな国に行けたことは貴重だったし、日本はヨーロッパから遠いから、行っておいてよかった、というのもあるよね。
お陰様でヤフーで貯めたお金はすべてなくなりましたw

ということで、ホントに一部だけを紹介したFIMBA編でした。今回は英語を考えるのはめんどくさかったんで、無いんですが、リバプールの人はすごく訛りが強くて、他のイギリス人が聞いてもわからないときもあるほど。そんなリバプール弁は「Scouse」(スカウス)と言い、リバプールの人は「Scouser」(スカウサー)と呼ばれています。関西弁と関西人、みたいな感じかな?ちょっと汚い言葉だけど、例えば「Fucking hell」(なんだくそ)みたいな言葉も「Fookin Ell」っという風に聞こえる、というとイメージできますでしょうかw
生のスカウスを聞きたい人はぜひリバプールへ!

次回はカタパルト編かな!お楽しみに!

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