やはり、死をめぐるいくつかのたゆたう思考の記録

ティム・クックのモチベーションは身内を一人亡くした今ならわかるよ、

スティーブ・ジョブズの死。

その重み、今ならもう少し理解できる気がする。

あるいはドストエフスキイの「カラマーゾフの兄弟」で描かれる死の概念。

高校時代になぜか興味を持って、上中下を読み切ったが、自分にとって死生観はこの小説からの影響が大きい。

あるいは村上春樹のいう、

「優れた音楽とは死の具現化である」

という言葉について、もう少し具体的にどういうことか、考えてみる。

自分が日本語をうまく扱うことができない。

だからこそ伝わることもあるとは思うのだが、
いささか不便であるとも感じる。

終活などと言う言葉ができるずっと前から人生とは終活なのではないかという仮説はおそらく正しい。

死者への祈りのような、「エニグマ」という音楽について。

エニグマの音楽は実はすごく緻密なコンセプトをまず練り上げた上に、成り立っているのではないか?

と今更ながら、回想している。

曲を作る前に、どういう要素を入れるかを、時間軸に沿ってメモを書き入れていき、それに音で肉付けしていくような。

脚本家がストーリーを考えるが如く、曲の進行・構成を考えてから、音に落とし込んでいっている。

そう思えて仕方がない、コンセプトの統一性。


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