親としての難しい判断

大河ドラマなどで有名な音楽家千〇明さんは慶応大学在学中に音楽家になりたいという思いをご両親に伝えたところ、お父様が「明がやりたいことをみつけた」といい、慶応の籍を抜いてしまったという。その後明さんは奮起して芸大に入学、音楽家への道を歩み始めたという。
このエピソードはいろいろな示唆に富んでいると思う。
親として、子供に同じような相談を受けた場合、明さんのお父様と同じような行動がとれるか?
慶応に入るというのは簡単なことではない。それをあっさり籍を抜いてしまい、音楽家への道を開けてあげるという親としての判断。自分だったら、「苦労して慶応に入ったのだから、慶応で学びながら音楽も学びなさい」
などと言ってしまいそうである。
そうなるとあれもこれも中途半端になってしまう。
音楽家という狭き門に入るためには、その道に集中する必要があると、お父様は判断されたのだろう。
結果的に明さんは音楽家として大活躍をされているのでこのお父様の判断は正しかったということになるが、これはかなりの賭けだと思う。
また、「息子の音楽的センスが、プロとして通用しそうか?」
という判断をお父様はご自身で行ったうえでこの思い切った判断をしたはずで、親が息子の能力を客観的に判断する眼力も必要とされる。
自分も息子たちについてこういった難易度の高い判断をしなければならないタイミングというのは来るのであろう。
普段から息子たちの行動をしっかりと観察し、また社会の動静をしっかりと把握し、正しい方向に導いてあげたいと思う。

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