天国のギタリスト


僕は大学時代、音楽サークルに加入して音楽活動をしていた。

その同期の仲間でムラというギタリストがいた。

今は、天国にいる。

あいつが旅立ったのは2002年、もう、18年も前のこと。

今日はムラの命日。

なので、当時の仲間が集まるのだ。

そこへ行く前に、ムラとの思い出について、書こうと思う。

ムラとの出会い

大学の音楽サークルに入って最初に組んだバンドで、ギターを弾いてもらった。

「Shockadelica」といういかにもプリンス好きっぽいバンド名のバンドでギターを弾いてもらった。

このバンドは、C年発表会でトリを取った。前説明で盛り上げてくれたのがあの伝説のベーシスト、ここでは言えない、オーさん!

すごいことだったんだな。

blur の「Girls and Boys」という曲のカバーと、地方出身のサークルの新しい友達からインスパイアされた、オリジナルを作った。

私、中学まで東京多摩地区の言ってみれば田舎の学校にいて、高校が都内の私立高校。

高校で知り合った友人たちはやたら洗練されて眩しく、見えた。

当時はパーティーピープルなんて言葉無かったけど、まさに最先端のパーティーピープルな彼ら彼女らの都会っ子ぷりに憧れた。

音楽も、彼らに合わせて、邦楽を聴くのをやめ、クラブミュージックを聴くようになった。

そして大学。

今度は、地方から上京してきた彼ら、彼女らが、すごく、純粋に見えて、高校の友達とは、違った意味で、眩しかった。

その純真な眩しさにインスパイアされて、浮かんできた、牧歌的な旋律をあくまで、浮かんできた状態のモチーフをそのまま届けるべく、ずっと繰り返す、そんな曲だった。

そこでギターを弾いてくれたのがムラだった。

その発表会の録音は、今もどこかにあるはずだ。

恥ずかしいので、まだ聴く気になれないし、きっと聴く気になれないまま一生を終える気すらする。

それでもムラが考えてくれたリフ、C-G(onB)-Amというコード進行でトップノートがソ→ソ♯→ラと、Gがオーギュメントになる進行で、また下降するベースとの対比が面白い上昇するリフを弾いてくれた。

ベースのテツが、「なんでそんなにいいの?」という感想を思わずスタジオで呟いた、本当に素晴らしいリフは、忘れることはない。

間奏の四小節の短いギターソロの、レスポールらしい音で奏でられたかっこいいフレーズも、空んじて、覚えている。

アウトロは、長いインストによる本編にはない進行が続くが、ここでの長いギターソロも、いまだにほとんど、内容を覚えている。

このライブは大好評で終演した。

ムラが組んだバンドに誘われた

ムラが、リーダーになり組んだバンド、というのがあり、この時なんと、僕はキーボードとして、誘われたのである。

ムラが、一小節リフを奏でる。

そこに、僕は四小節という長めの、シンセブラスのリフを当てた。

これはすごくハマって、気持良い音楽になった事を、鮮明に覚えている。

せっきに

「モンキーパンチャー(このバンドの名前)は、ムラの技術とハリーのセンスで成り立っているよね」

と言われたのが、嬉しかったのを、覚えている。

三鷹の出来事

当時、タコ部屋だった、タキヒコさん宅で、飲み会後、終電をなくしたサークル員男女数人で一晩を過ごした事がある。

その時、寝言で、なんか僕が面白い事を言ったんだな。

津波対策用ぬりかべがどうたらこうたら。

それがすごく面白かったみたいで、そのまま意味不明な事を寝言のように呟き続けて、ムラを含むそこにいた全員を笑わせ続けた夜中、っていう日があったな。

一番ムラが笑ってくれたシーンとして、その笑い声とともに、よく覚えている。

B'zみたいなユニット(笑)

今度は僕が曲を作り打ち込んで、歌って、ムラーにギターを弾いてもらうという、B'zみたいなユニットを、企画でやった事がある。

スティービー・ワンダーのおそらく最後のオリジナル・アルバムが当時リリースされたばかりで、その影響を多いに受けた楽曲であった。

これは僕がボタンが好きだからシンセを始めたという話から、「ボタニズム」というユニット名になった。

命名者はテツ。またやろうかな。というか、名乗ろうかな。

このように色々活動を思い出すにあたり、自分に取って、ムラは最高のギタリストだったんだな、と、思うのである。

今日はムラの命日。

18年前の今日。せっきから、携帯に、連絡が入った。

秋葉原に、車で訪れていた。たぶん、自作PCのパーツを選びに来ていたのだと思う。

やはり、相当にショックを受けた。

告別式での、いろんな仲間の、いろんな表情が、忘れられない。

今日は、当時の仲間が、大学のあった、思い出の地、高田馬場に集います。

酒を酌み交わして、ムラを思い出して、当時の思い出話に花を咲かせてこようと思います。

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システム会社勤務の二児のパパ。以前はサウンドクリエイターの仕事もしていました。旧友に誘われ音楽を約10年ぶりに趣味として再開しました。書道歴と音楽歴が同じくらいです。本職のWebやアプリの技術のこともたまに書きます。