【書道】七十二候を書く・第六十八候 「水泉動 (しみずあたたかをふくむ)」 1/10~1/14頃

書き初め記事にいいね!が多くついた

二年ぶりに書き初めを書いた、という記事をアップしたところ、SNSでの「いいね」が多かったので、書道のコンテンツを増やしたいなと思いまして。

※↑この記事、先ほど、額縁に入れるくだりを追記したので、よかったら、読んでみてください!

書道のコンテンツは、武田双雲さんの「墨書七十二候」に決定

書道はどんなコンテンツがいいのかな、と思い、ふと本棚を見ると、武田双雲さんの「墨書七十二候」という本がありまして。

この本は、武田双雲さんが、旧暦七十二候を墨書で書き、それにまつわるエッセイがついたものになっています。

「そうだ、節の変わり目あたりに、この本からその節の墨書の臨書をしてみるというのはどうかな?」

と思いまして。

その第一回が今日になります。

今日から「水泉動 (しみずあたたかをふくむ)」。その意味は?

昨日か今日くらいから、七十二候の上では、小寒の次候、「水泉動 (しみずあたたかをふくむ)」となったようです。

七十二候については、下記がよくまとまっています。

水泉動(しみずあたたかをふくむ)については、下記の説明があります。

1月10日頃。地中で凍っていた泉が動き始める頃。かすかなあたたかさを愛おしく感じる時期です。

いやー風流ですねー。こういう日本人らしい感性を忘れたくないものです。

さっそく書いてみた

冬の日差しに、凍った泉がわずかに溶ける様子をイメージしつつ、さっそく、武田双雲さんのお手本を見て、書いてみました。

画像1

手元に、母が趣味で作ってくれた落款が数個ありまして、二つ目のものは初めて押してみましたが、難しいかったですね。。

そこはご愛嬌。

書いてみて、今回のお手本は、払いが非常にダイナミックで、筆脈がリズミカルだな、と感じました。

また、双雲さんのお手本はもっと滲みが多いのですが、手持ちの用具ではそこまで再現ができていません。

その辺りも、今後追求していければと思っております。

私と書道

篆刻は母親が作ってくれたという話をしました通り、もともと母が絵手紙などが好きだったこともあり、子供の頃、中三まで近所の教室で習字を習っておりました。

しかし、音楽に興味が移ってからはそっちにどっぷりで、ほとんど忘れ去られておりました。

その後、子供の命名がきっかけで、また筆を持つ機会ができ、このとき、へえ、書道って、いいもんだなあと、昔からこうやって、子供の名前の決定を祝ったんだなぁと。

子供の誕生という大イベントの記憶と結びついたというのがまず大きくて。

それに、武田双雲さんというスターが現れたことも大きいです。

こうしたいくつかの要因がきっかけで、また少し興味を持ち、ここ数年、たまに武田双雲さんの書を真似して書いてみたり、子供の頃使っていた用具の店がある浅草を訪れたり、競書雑誌を取り寄せて、書いて出品してみたりしています。

やっぱり墨の匂いは落ち着くし、心が穏やかな気持ちになり、良いものだなあと。

水滴(水差し)や、硯といった用具も、古美術品として鑑賞していて楽しいですし。

色々な楽しみ方ができる趣味だと思います。

次回は「雉始(きじはじめてなく)」

1月15日頃。オスの雉が泣き始める頃だそうです。

書道は、道具などの準備が大変なのですが、三日坊主にならないよう、頑張りたいと思います。

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