知識ゼロからでも理解できるアメリカ大統領選挙

今年は4年に一度のアメリカ大統領選挙の年です。

アメリカでは共和党と民主党という2つの大きな政党があります。(二大政党制)と言います。大統領候補は基本的にこの2つの政党の支持を受けて選挙に出ます。(トランプ大統領は共和党です)

前回(2016年)の選挙では、共和党の候補者がトランプ氏で、民主党がヒラリー・クリントン氏でした。

選挙の結果、トランプ氏が勝利して大統領になりました。

今回の選挙は、共和党はトランプ氏が2期目を目指してほぼ候補者として決まっています。

一方、共和党は候補者が複数出ています。

候補者は、各州で行われる予備選挙という党員による選挙を経て最終的に候補者が絞り込まれます。

今回、民主党はアイオワ州から予備選挙が始まり、ピート・ブティジェッジ氏という候補が勝利しました。その後、ネバダ州ではサンダース候補が勝利しました。3戦目のサウスカロライナ州ではバイデン候補が勝利しました。

3月3日にスーパー・チューズデーという全米14州で予備選挙が行われる、民主党の今後の候補者を決める一大イベントがあったのですが、その直前まで以下の6候補に絞られていました。

・ ジョー・バイデン候補(元副大統領)

・ マイケル・ブルームバーグ候補(元ニューヨーク市長)

・ エイミー・クロブシャー候補(上院議員)

・ ピート・ブティジェッジ候補(前サウスペンド市長)

・ バーニー・サンダース候補(元下院議員)

・ エリザベス・ウォーレン候補(上院議員)

この中で、サウスカロライナ州までの選挙結果を受けて、ブティジェッジ氏、クロブシャー氏が選挙戦から撤退し、バイデン氏支持を表明しました。

スーパー・チューズデーはバイデン氏、ブルームバーグ氏、サンダース氏、ウォーレン氏が有力候補という事で予備選挙が行われました。バイデン氏が10州で勝利、サンダース氏が4州で勝利となりました。(予備選挙では買った州の数より、それによって得た代議員数の方が重要で、代議員数はバイデン氏453、サンダース氏382となっています。ブルームバーグ氏は50、ウォーレン氏は44と惨敗でした)

スーパー・チューズデーの結果を受けて、ブルームバーグ氏、ウォーレン氏が撤退を表明しました。ブルームバーグ氏はバイデン氏支持を表明、ウォーレン氏は他の誰を支持するのか明確にしていません。

今回の有力候補者の中でバイデン氏、ブルームバーグ氏、クロブシャー氏、ブティジェッジは政策的に中道派、サンダース氏、ウィーレン氏は左派と言われています。

左派というのは社会主義的な思想に近いという意味で、サンダース氏が打ち出している政策は正に社会主義的です。

一方、中道派というのは過去の民主党の大統領(直近ではオバマ、クリントン等)に近い、あくまで資本主義的な政策という立ち位置です

スーパー・チューズデーの結果、民主党の候補者はバイデン氏、サンダース氏に絞られました。中道派のバイデン候補、左派のサンダース氏という形です。

バイデン候補は黒人やヒスパニックなどのマイノリティの支持に強みがあり、サンダース氏は白人の若年層の支持が強いという特徴があります。

今のところ、バイデン氏が少し有利な状況かと思います。

この2候補の大きな懸念点は年齢です。バイデン氏77歳、サンダース氏78歳と大統領になれたとしても、2期8年は厳しそうな気がします。

有識者や市場の予想では、この2候補のどちらかが民主党の候補者に選ばれても、トランプ大統領に勝つのは難しそうであると言われています。

私もそう思います。

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