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わが人生の幽霊たち

突然思い立ってのことなのですが、フォローして眺めていると楽しいTwitterのおすすめbotたちを紹介していきます。

@DancerOnFilm

映画の中のダンスシーンを集めたbotです。最高ですね。

2月に亡くなったスタンリー・ドーネン監督の初期の傑作『恋愛準決勝戦』(1951)。踊るのはフレッド・アステア。

@TitleStills

映画のタイトルが出る瞬間を集めたbot。映画ごとにフォントやカラーなどさまざまなこだわりがあることが伝わってきます。

アンジェイ・ズラウスキーがドストエフスキーの『白痴』を翻案した『狂気の愛』(1985)。ソフィー・マルソーらが動物のお面をかぶって強盗に入るシーンがタイトルロールです。

@ColorsEffect

映画のある1ショットで使われている印象的な色をカラーパレットにして並べているbotです。その映画の色彩がどんな彩度・明度で表現されているか一目瞭然です。

私の好きな『キャロル』はこんな感じ。暖色系で画面が注意深くコントロールされているのがわかります。(小道具や壁に至るまで寒色系を一切排除したとか)

@cinema729

「完全なる構図」bot。古今東西いろいろな映画の1ショットを集めています。

撮影監督のジュゼッペ・ロトゥンノは、ヴィスコンティ『若者のすべて』、フェリーニ『アマルコルド』、ヴィットリオ・デ・シーカ『ひまわり』などイタリア映画の全盛期を支えた名シネマトグラファーです。

@cadaily

世界各地の現代アートギャラリーの展示を、真っ白い背景の中で淡々と紹介していくbot。NYやLAだけでなく、日本、アジア、ヨーロッパ、南米など、遠い街の名も知らぬギャラリーまで並んでおり、見ているだけで楽しくなります。ホームページもおすすめ。

@FacesInFrames

その名の通り映画のフレームの中の「顔」たちに焦点をあてたbotです。俳優は選ばれし者だということがよくわかります。『スリー・ビルボード』で2度めのアカデミー主演女優賞に輝いたフランシス・マクドーマンド。

@quetatoc

世界の写真家を紹介するbot。バリエーション豊富でかなり好きです。

他にも素敵なbotがあったら教えてください。

タイトルは英国の批評家マーク・フィッシャーの遺作より。資本主義が映画や音楽といったカルチャーを支配していく閉塞感に警鐘を鳴らした筆者は、2017年に自ら命を絶ちました。

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