【古着】M-41チノパンツの年代の見分け方【ヴィンテージ】
ヴィンテージのM-41チノパンツは、シルエットやポケットなど形状の違いがあまりなく、どれを選べばいいか迷いますよね。ステッチのあたりが出ていて古そうかな? と思い購入するも......。
今回は、21年間ヴィンテージ収集してきた私が、M-41チノパンツ(ヴィンテージ)の見分け方のコツを書いてみたいと思います。
M-41チノパンツ(ヴィンテージ)とは
ヴィンテージのM-41チノパンツは、1941年にU.S.ARMY(アメリカ陸軍)で採用されたパンツです。このパンツは、制服として作られましたが、ポケットから物が落ちにくい、生地が薄くて丈夫など機能性に優れていたため、戦闘服としても使われていました。
メタルボタン(〜42年)
レア度:★★★★☆
41年から42年までボタンに鉄が使われていました。第二次世界大戦の影響を受け、資源が不足したことで、鉄のボタンから尿素ボタンに変わります。M41のメタルボタンはコーティングがされていません。しばらく履き続けていると、赤サビが出てきます。そして、赤サビをそのままにしておくと、生地にサビがついて穴が空いてしまうことも……。でも、ウタマロクリーナーを直接サビがついた生地につけて揉み洗いするだけで、生地を傷めるずにサビが落ちるのでオススメです。
ウエポン生地(41年〜43年)
レア度:★★★☆☆
ウエポン生地とはチノクロスのような生地の一つで、チノクロスよりも丈夫で光沢がある生地です。41年から43年まで使われていました。
ポケットが両玉縁になっている(41年〜45年)
レア度:★★★☆☆
41年から45年まではコインポケット、バックポケットが両玉縁になっています。軍服として激しい動きをしてもポケットから物を落ちにくくするために、ポケットの入り口を両玉縁にしました。
パンツ脇の縫い目がダブルステッチ(41年〜50年)
レア度:★★☆☆☆
41年から50年まではパンツ脇の縫い目ががダブルステッチになっています。50年からはミシンの技術が進みダブルステッチから脇割りに変わります。
ベルトループの幅が細い(41年〜50年)
レア度:★★☆☆☆
41年から50年までベルトループの幅が細いです。50年から丈夫な作りにするために、ベルトループの幅が太いものに変更されました。
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