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銀河鉄道の夜を読み始めたけど途中で挫折した

noteの写真家さんたちいつも素材お借りしてます。感謝、ありがとうございます。

以下、私の不甲斐ない話。

せっかく新幹線でイーハトーブに向かうなら銀河鉄道の夜を読もうと思って本を買いに行くも品切れ、青空文庫にて読み進めるも半分で挫折した話。

こどもが理解できるのか…これは…と一ページ目から嫌な予感を抱えて読み進めたけど、鳥の足が美味しいあたりで途中下車した。本当にこれ、こども向け?
普段二次創作で鍛えた深読み力がまるで役に立たない。純文学への敗北。あしたのジョーみたいに頭から爪先まで真っ白になった。◯文字空白、数ページ欠落、それらが何箇所もあるのに物語として完成させてる宮沢賢治の凄さ、銀河鉄道の夜 あらすじで検索したときの深読み班の仕事っぷりには敬意しかない。

宮沢賢治は仏教への傾倒や極端な菜食主義、独特な性欲への考え方、結婚するなら家事だけやって、たまに趣味に付き合ってくれる人ならいいけどと語り見合いも好意も無視、童話作家としてはかなり尖っている。さすが中原中也が惚れ込んだだけのことはある。命を食うくらいなら死ぬと弱った体でも主張する強さ、宮沢賢治を知らずして作品を理解することは不可能だと感じた。

幸福への考え方については、みんなが幸せにならなくては意味がないと雨ニモ負ケズで皆を救いに行く様子で表現していた通り、一貫したものを感じるが、銀河鉄道の夜で本当に語りたかったことは何だったのだろうと、ますます謎が深まってしまった。
時間を置いて再乗車したら、またここに書くね。


さて、ほんとうのさいわいとは、なんなのでしょうね。

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