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JYPS主催 SDGs Youth Ambassador Program2期生の活動⑤

〜環境省の野本卓也さんによる気候変動の基礎知識についての特別講義~



こんにちは!
持続可能な社会に向けたジャパンユースプラットフォーム(Japan Youth Platform for Sustainability: JYPS)が主催している、持続可能な社会に向けた次世代リーダー育成プログラム「SDGs Youth Ambassador Program 2021(YAP)」の受講生(JYPS SDGs Youth Ambassador2期生 )の山路はるかです!

YAPとは
SDGs Youth Ambassador Program 2021(以下、YAP)とは、持続可能な社会(SDGsの達成)の実現に向け、ムーブメントを起こす若者を増やす次世代リーダー育成プログラムになっています!YAPは2020年から行われ、今年は2期目となっており、44名の30歳以下の若者がアンバサダーとして活動をしています!アンバサダーは活動期間中に(2021年2月末~7月末)様々なセクターで活躍されている専門家の方々からの講義を受けたり、自身らでSDGsの普及啓発を目的としたイベント企画運営を行う中で「社会におけるSDGsの存在意義」や、「若者がSDGs達成へ向けアクションを起こす意義」を見出します!

今回は4月17日に行われた、環境省の野本卓也さんによる気候変動の基礎知識についての特別講義についてお伝えしたいと思います!

講義内容
【気候変動の概要について】

環境省の野本さんに説明していただいた気候変動の概要についての説明は、以下の通りです

・現在、洪水・猛暑日などの異常気象や豪州に多く見られる山火事や熱波などが問題になっており、これは人間活動から排出された温室効果ガスによるものだとされている

・温室効果ガス排出量は世界で中国が1位、日本は5位である。また、第二次世界大戦以降は先進国が高度経済成長期に突入しCO2を多く排出していたが、現在は途上国(特に後進国)の排出量が増加している

・日本政府は2050年温室効果ガス排出ゼロを宣言しており、森林で吸収できる量の排出は可とするカーボンニュートラルの考え方を推奨している
・パリ協定では「世界共通の長期目標として2℃目標の設定。1.5℃に抑える努力を追求すること。」としている。最新の知見では、2度まで目標でも危機的な状況になると言われている
・COP(気候変動枠組条約締約国会議)では気候変動の国際交渉を行っており、気候変動に関する国際的なルール等を話し合う場となっている。複雑な利害関係や国家のあり方など様々な要素が関係している。ここにはNGOも参加可能で、各国ステートメントやドラフティング、森林や経済面、目標設定といった非公式協議などハイレベル交渉も行われている

[感想・考察]
気候変動の原因であるCO2は主に中国や米国が排出していると思っていたが、日本も5位に入っており、先進国の中でも排出量が多い国であることを知った。

また、現在、気候変動の緩和や適応のために様々な話し合いや政策が行われているが、まだまだ足りない部分があるのだなと感じた。その他にも、産業革命以降、先進国が温室効果ガスを多く排出し途上国がその被害に悩んできたが、最近では途上国も多く排出している傾向があることも新たな学びだった。

個人的に1番印象に残っているのはワークショップの模擬COP25である。このワークショップではそれぞれが国の代表となり、国の取り組みや他国への要求についてリサーチをして話し合い、ステートメントを発表した。ここから、ただ個人や団体としてどうすれば削減できるのか考えるのではなく、一つの国として国益と世界の目標をどのようなバランスにしていくのかも考慮した上でステートメントを決めなければならなかった。このワークショップから、物事を他の視点から見ることの大切さやその国の政治体制や社会問題に対する姿勢もより深く知ることができた。また、その交渉のためにそれぞれ伝え方を工夫している部分があり、共通の目標を掲げつつも自由のきく政策にするなど、WIN-WINになるような提案をするなどの交渉力が必要であることも実感した




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