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昨日死んだ。今日、また生まれた。その2。

子どもの学校の授業料までをも
自分の口座にしまい込んでしまう夫。

くそ!あいつのせいでこれ以上
壊れたくない!

その思いで、薬の力を借りながら
過呼吸がピークに陥る手前で、
「負けない。絶対、負けない!」
「負けてたまるか!」
ひたすら、自分に喝をいれ続けて数分。
自分の意思と意識で呼吸が戻りました。
(過呼吸、ピーク前に自分の意思で
 戻せました。私もビックリ!)

とりあえず、ものすごい疲労感と
整理がつかない混乱で、布団にもぐり
込んだら、知らない内に寝ていました。

が。

脳の警告ランプの配線の
呼吸回路切り離しには成功したものの
作動自体は止められなかったようで、
子どもに、
「も~、かあちゃんうるさいよ~」
と指摘される程、
一晩中、私は唸り声と寝言を言っていた
らしい。。

▪️▪️▪️▪️▪️▪️

やがて、次の日がやてきて、
朝日がのぼり。
目覚めた時、思いました。

ベットにうずくまり、起きられない。
昨日の続きで
もう生きていくのはしんどい。

でも、生きてるわー。

私はともかく、子どもたちの
今日が始まります。
むしろ、今日みたいな日こそ
始めさせないと家族で崩壊しそうな
不安に襲われ。

何とか起きないと。

だから、昨日までの私は死んだ事に
することにしました。

「昨日死んじゃったんだって」
って、自分に言いました。

で、
「今日、産まれたんだって。
 おめでとう。」

と自分を褒めました。

実際、昨日までの自分を誰しも
2度と生きられない訳で
みんな実は毎日死んじゃっていて、
今日というのは、新しい時間を
コツコツ刻む事。
だから、物理的にまんざら
間違ってもいないじゃないか。

そういう事にしておいて、
とりあえず今日は起きよう。
と、
何とか布団から這い出して。

子どもたちを日常の社会へ
送り出すところまでは
遂行完了。

よくやった。自分。

この後、さらなる悪夢がやって
くるのも知らず、
何とか今日を立て直した気に
なっていた私。

続く。

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