デザイナーが単価を上げたいと思った時に考えてみて欲しい付加価値4段階
こんばんは、三浦綾子です。
昨日の記事で、資格貧乏・スキル貧乏になっている人のビジネスをワンステージ上げることをサポートしていきたいということを書きました。
資格を取ったから仕事が来るわけでもない、スキルを身につけたら仕事が来るわけでもない。
自分が提供するサービスをどの価格でマーケットと対価交換していくのかを自分で設定することができないと、仕事は来ないし、仮に来たとしても、売上が上がらないのに忙しいというスパイラルに陥ってしまいます。
じゃあ、単価を上げていこうと思った時にどうしたらいいのか?ということを今日の記事では書いていこうと思います。
イメージがつきやすいように、今日は、デザインのお仕事を事例にしてみますね。
いまやSNS(特にInstagram)をみていると、たくさんのデザイナーさんがいらっしゃいます。でも、提供しているサービスや価格設定はピンキリです。
そんな中で、私が思うデザインの付加価値4段階。
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1、お願いしたデザインをその通りに再現できるデザイン力を持っている
2、制作の意図を汲み取り、より目的に沿ったデザインを提案できる力を持っている
3、制作にとどまらず、依頼者の行きたい方向、行くべき未来を汲み取り、ブランディングも含めたデザインを提案できる力を持っている
4、制作にとどまらず、依頼者の行きたい方向、行くべき未来を汲み取り、ブランディングも含めたデザインを提案できる力を持ち、それを言語化して伝える力、制作を進行する力を持っている
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段階が上に上がれば上がるほど、付加価値が付いていくので、金額設定は高くなって当たり前。
このように理解しています。
1は言わずもがなですね。
依頼者が【何をどうして欲しいのか?】を細かく依頼をして、それをデザインに落としてもらうパターン。
私も制作をお願いする際に、金額を抑えたい時には、「この画像を使って欲しい」「フォントはこれで」「色は#○○○○を使って欲しい」と超具体的に依頼をします。この場合、予算はかなり抑えて設定をしています。
2は1のちょっとだけ発展したバージョン。
具体的な依頼はしなくても、あくまでも制作に関する主導権は依頼者が持っている場合。この場合も、私はあまり高い予算設定は行いません。(1よりは予算を取ります。)
そして、3もしくは4のゾーンに入ると、予算をそれなりに計上します。何故なら、制作物の域を超えて、事業の方向性について相談をするという付加価値が付いてくるからです。
3以降の領域の仕事ができるようになると、私はデザインをする方たちの仕事単価は大きく上がってくるように思っています。
ちなみに、3と4の違いは、【何故、そのデザインにしたほうが良いのか?】ということを言語化、そして、制作過程に落として伝えるスキルを持ち合わせているかどうか?の違いです。
3の場合、一人親方化しやすいので、チームで行う仕事を依頼する場合、ハブになる人間が必要になります。
しかし、4まで出来る方だと、ハブになる人材を置かなくても制作が進むので、その分の付加価値がデザイナー側に発生すると思っています。
デザインをすると一言で言っても、どこまでの工程を担うのか?は実は幅広かったりします。
依頼できる工程が広ければ広いほど、付加価値が付き、その分、単価が上がっていくというわけです。
副業・パラレルキャリアが推奨されている今、言われたデザインを仕上げるだけの人は今後益々増え、更に平均単価は厳しいものになっていくでしょう。
単価を上げていきたいのであれば、デザインのスキルを上げることだけでなく、ブランディング設計ができるようにする、ディレクション業務までできるようになることが、求められていくのではないでしょうか?
仕事の領域って、奥が深いですね。
読んでいる方の参考になれば嬉しいです。
何気にデザイナー・フォトグラファーの皆さんのビジネスサポートも数多く経験しています。ビジュアル表現をするお仕事をされている方で、ご自身のビジネスを安定・拡大させたい方にも読んで欲しいメルマガはこちらです。
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